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次の日、ダラムは地代の話で盛り上がっていた。
ある人の牧場は前の1/7に。そして金がない時は育てた作物でもいい。
町中はこちらの領に移りたい、という人々の声ばかりだった。
｢やるじゃないか、若先生｣
ウィルと町中を歩いていると、ふと呼びかけられた。果物を売る彼女……スザンナさんはどうやらウィルの知り合いらしい。
話をしているとバートンさんがやってきた。ダブリン男爵は、相変わらずそうにしているようだ。……大地は動かせないから、仕方ない。グレープフルーツの入った箱を置きながら、そう言った。
｢おや、ミシェルじゃないか！｣
突然、スザンナさんが言う。そちらの方向を見ると、女性がカゴを持ってこちらへと向かってきていた。
｢……あら？ ウィリアム様……｣
｢ミシェルさん、ウィルと知り合いなの……？ あ、……私はAです、よろしくお願いします｣
｢A様……よろしくお願い致しますね。……先日、久しぶりの外出で転んでしまった私に手を貸して下さったんです。｣
｢何かいるかい？｣
スザンナさんが、ミシェルさんに話しかける。
｢……そうね……グレープフルーツをください……｣
それは、先程バートンさんが置いていったグループフルーツだ。
｢……はいよ。
スザンナさんがそう言うと、ミシェルさんの表情は一気に曇った。
｢……そう、ならいらないわ……。あんな穢れた土で育てた物……｣
何も買わず、彼女は帰ってしまった。……今のは……。そう疑問に思っていると、ずっと影になるようにしゃがんでいたバートンさんが、ぽつりぽつりと話し始めた。
｢……3年前、……俺らの子供が肺炎で死んだんだ……｣
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わむ - 完結？ (2021年4月23日 19時) (
レス) id: 6836c6202c (このIDを非表示/違反報告)
黒こげスコーン(プロフ) - ちぃさん» コメントありがとうございます！ 今週土日には更新再開出来そうなので、頑張っていきます！ よろしくお願いしますね〜m(_ _)m (2019年7月11日 19時) (レス) id: 508af40629 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - 面白くて一気によんでしまいました。受験勉強、大変でしょうが頑張ってくださいね。応援しております。 (2019年7月11日 9時) (レス) id: 1d9170a06b (このIDを非表示/違反報告)
黒こげスコーン(プロフ) - りとのおへやさん» コメントありがとうございます〜！！ もうそろそろ更新再開できそうなのでこれからもよろしくお願いします(｀･ω･´) (2019年7月5日 21時) (レス) id: 508af40629 (このIDを非表示/違反報告)
りとのおへや(プロフ) - 更新頑張ってください！ウィリアム大好きなんですよ！だからこの作品に出逢えたことに感謝です！めちゃめちゃ面白いです！ (2019年7月5日 21時) (レス) id: 534e38ce7a (このIDを非表示/違反報告)
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