鬼滅の刃 胡蝶しのぶの継子はみんなから愛される

弐拾捌 ページ35

『賑やかな場所ですね皆、綺麗な着物を着ています。』

てん「そうだな。お前も派手に頑張れよ！」

『頑張ります！お客様とお話すれば良いんですよね。』

てん「あーうん。お話しとけ。で、行きたい店は決まったか？」

『あー、、、そうだ！荻本屋とかどうでしょう？名前が可愛いです！』

てん「んじゃ行くか。」


今までできるだけバレないようにしてたけど、宇髄さん！かっこいいです、、、

服とお化粧と髪型だけで人ってこんなにも変わるんだー、、、

なんか自分で一番かっこいいって言ってるのも納得がいく。(←いっちゃだめです)

さっきから、宇髄さんのことを沢山の女の人が見てるし。

と言うかすれ違った人全員目がハートになってる、、、

まあ分かります、分かりますその気持ち。

私も隣歩きたくないですから、、、



『宇髄さん！あれはなんですか？』

大きい人だかりを指差す。

てん「ありゃあ花魁道中だな。派手に騒がしいぞ」

『おいらんどうちゅう？』

てん「花魁が自分の客を迎えに行ってんだ。」

『そんな事までしないといけないんですか！？大変ですね。』

てん「さあ、着いた。

　 こんにちは。女将さんいるかい？」

女将「まあまあ！別嬪さんね。いくらにしましょう？」

てん「んじゃ＿＿くらいで。」

女将「勿論でございます。」

てん「それじゃあな。元気にやれよ。」



・



女将「あなた、お名前は？」

『瑠々です。』

女将「じゃあ瑠々花魁ね。」

『もう花魁になれるんですか！？』

女将「当たり前よ。うちにはあなたみたいな美しい子いないからね。」

いや先程すれ違った方々すごく綺麗でしたよ？？？

女将「お琴は出来るかい？」

『すみません。出来ないです。』

女将「すぐに覚えられるから、私が教えるわね。少しここの部屋で待っておいで。」

優しい人だな、、、琴って一回しかやったことないな。(蝶屋敷で)弾けるかな、、、


・


女将「じゃあ明日から始めてくれるかい？」

『まだお琴、上手く弾けないですけどいいですか？』

女将「相手だけしておくれ。明日は上客が来る予定なんだよ。」

『分かりました。宜しくお願い致します。』

女将「じゃああなたの部屋はここだから。準備をしておいてくれ。

　 後で下の子達にものを届けさせるから。」

『何から何まで有難うございます。これから頑張りますね。』

女将「はいはい。頼むよ」




ふうっ私が花魁か、、、

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