鬼滅の刃 胡蝶しのぶの継子はみんなから愛される

拾伍 ページ20

ふと上を見上げると、なにやら粗末な小屋みたいなものが、浮いていた。

えっ？浮いてたんだよ。そう。

で、その上に、黄色いたんぽぽ、、、じゃなかった。

黄色い、、ともかく頭と羽織が黄色い少年がいた。


『大丈夫ですか？まあ！顔が、、、』


その少年の顔や手には紫色の痣が出ており、呼吸するのも苦しそうだった。

そんなときは！ジャジャーン！

師範直伝！ほぼなんでも直せちゃうお薬〜


『ちょっとチクッとしますよ』


注射針を抜くと、少し痣の色が収まり、その子の呼吸も楽そうだった。


『隠の方！いらっしゃいますかーーー？怪我人です。お願いします！』


隠「はっはい！(この人！蟲柱様の継子で雲柱の！！！噂通りお綺麗だな、、、」

『では。ここには蜘蛛にされた方も大勢いらっしゃいますから、

　他にも何人か応援を呼んだほうが良いと思います。』



さてさて、、後は、、、まだいるな。結構大きい(体が)。

それに、あれは炭治郎じゃないか！！！頑張ってる！すごい！木、切り落としちゃったよ。

あー。飛ばされてった、、、そしてあの顔がよく見えないけど、多分隊士の子。

死ぬな。あのままだと。手柄横取りするみたいで嫌だけど、斬らないとあの子が死んじゃう。


『雲の呼吸 陸の型 神護景雲』


鬼の、両手両足と頸を斬り落とす。


『君！私が来るまでよく頑張ったね！偉いよ！』


クルッと後ろを振り返って言えば、被り物君がギャンギャン喚いてた。

えっと、、、君は人、、なんだよね？色々と折れてそうだけど、、、

それに喉潰されてて、よくそんなに声出るね、、、


いの「すんげえ！すんげえ！お前どうやってやったんだよ！俺なんか刃も通らなかったのに！！！」

『あー。ちょっと手をお腹の前にダランってしてくれる？』


あー偉い！偉いよ。人の言うことは聞く。よく出来てるじゃないか、、、素晴らしい！

私は被り物君のお腹と手をぐるぐる巻きにし、隠のもとにつれてった。

その間も、被り物君はずうーっと叫んでた。ちょっと静かにしようね。ピキッ。








そうこうしてるうちに夜が明けてしまい、瑠伊が冨岡様と師範が十二鬼月を倒したと言っていたので

私は早急に蝶屋敷へ帰ることにした。

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