『小鳥とムキムキと私』APH/独普妹 (ページ6)

今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:11,638 hit

05 :『応援』ページ6

　
　
「私の家は島国なので、他の国とは違った文化があります」
「さっき言ってたキモノもその1つなんですね」
「そうです。着物は今では珍しいですが、昔はみなさん着ていらっしゃいました」

菊さんのお家の話はとても珍しくて、聴き入ってしまう。

「そうだ、今度私の家にいらして下さい。着物を着てみませんか?」
「素敵です!もちろん行きます!!」
「ふふ、そこまで喜んで頂けるとなんだか照れますね」

キモノっていう服を着れるなんて、菊さんに感謝しなきゃ。
持っていくお土産は何にしようかな、なんて考えていたらフェリくんとルーにぃが話しているところに遭遇した。

「あっ、Aちゃんと菊だ～。２人とも友達になったんだねぇ」
「本田には紹介がまだだったな。妹のAだ、以後よろしく頼む」
「Aさんとはすっかり仲良しですよ。ですよね、Aさん?」
「はい!菊さん!」

菊さんと仲良しの私を見てルーにぃは安心したみたいで、『そうか』と安堵の笑みを浮かべた。

(まったく、ルーにぃは心配性なんだから)

昔からルーにぃは私のことになると落ち着いてなかった。
それもルーにぃなりの愛なのかなと思うと、ムキムキのルーにぃでも可愛く見える。

「おや、もうこんな時間ですか。会議が始まってしまいますよ。Aさんの初舞台、僭越ながら応援しています」
「初めての会議だ。緊張すると思うが俺達がついているからな」
「Aちゃん可愛いから大丈夫だよぉ」

みんなの応援が嬉しい。

「私がんばるから!!」

はやくお兄ちゃん達を安心させる為にも、国として立派にならなきゃ!