【ヒロアカ】緋色の君はいつも、2 (ページ37)

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36.私の部屋にてページ37

「Aちゃん来たよー」

「まあ、お洒落なお部屋ですわね！」

『あ、ありがと。
てきとーにその辺の椅子座っていいから。』

その日お風呂上がりに2人は私の部屋に来た

「Aちゃんこれメイトンのエレアコ…？」

『あ、うん。中古だけど。』

「定価高いよね。弾いてみていい？」

『全然どうぞ』

耳郎ちゃんが爪弾くギターを聴きながら
女子会は始まった

「雪白さんも耳郎さんも楽器がお好きなのですね」

『私はギターだけだよ』

「あ、そういえば雪白さん！
耳郎さんのお部屋いろんな種類の楽器がありましたわ！」

『えっ、ほんと！？2人の部屋早く見たいよ』

「うんん…恥ずいんだけどな
てか本題早く入ろうよ
Aちゃん切島と何があったの？」

「そうですわよ！白状してくださいまし」

2人がズイッと私に寄る

『あ、あのね…』

ここ最近あったこととか
昨日の夜のこととか
自分の気持ちの変化とか

恥ずかしくて途中ゴニョゴニョなりながらも
頑張って話した

「いつの間にそんなことが…！」

「やばいよドラマじゃんこんなの～～」

2人が何やら悶えてるのにつられて
私まで色々思い出して悶えたい気分だ

「これはもう切島さんを好きということでは？」

「それな」

『うっ…』

「切島にチューされた時、嫌だと思わなかったんでしょ？」

『う、うん…』

「抱きしめられて安心したんでしょ？」

『うん…』

「んで他の女子と喋ってるの見て嫉妬ってそれはもう好きじゃん。」

『…ぅっ、やっぱり…？』

何となく気づいてはいた
キスの未遂されてドキドキして眠れなくなったり
心配したと言われ切なくなったり

いなくなったらと考えて怖くなったり…

あれほど怖かったのは
自分にとって特別な存在だからだ

(でも、)

すると百ちゃんが少し心配そうにきいてきた