距離。 ページ6
、
「ば、ばくごう……」
夕食の時間、じろちゃんと共同スペースに向かい
席に腰掛けた数分後。
隣に座ってきたのは、爆豪だった。
反射的に身を引いた私は、
じろちゃんの方に椅子を寄せた。
いや、あまり意味ないけれど、
なるべく近寄らない方がいいかな、と思ったのだ。
夕食に出されたカレーを見つめて、
ふっとため息を吐く。
「おーい、
「え、あ、えっと、え？」
「食べねぇのか？ボーッとして」
「う、ううん。食べるよ」
ふわっと現れた切島の手に反応して我に帰る。
ことんと首を傾げた切島に返事をしながら
スプーンを右手で握った。
そういえば、切島の手微妙に赤かったなあ。
「………A、席変わる？」
「いいの？」
「全然いいよ。ほら」
「うん、ありがと……」
じろちゃんと席を交換した私は
その後、普通に夕食の時間を過ごした。
席を交換する寸前、爆豪に見つめられて
気まずくなった私は、すぐに目を逸した。
「…………はー」
深いため息を溢した私は
カレーの最後の一口をぱくりと平らげて
食器を片付けに立ち上がった。
「…………あ」
台所に向かえば、そこには
爆豪が立っていた。
こちらを見た爆豪は
すぐに目を逸らして、洗った食器を並べ始めた。
…………やっぱり、嫌われたのかな。
俯いて、顔を見れないまま彼の横を通り過ぎた。
水を出してカチャカチャと音を立てながら
自分の使った食器を洗う。
全て洗い終わって後ろを向くと
爆豪はまだそこに立っていて
私を、じっと見つめていた。
「え、えっと…………」
「………それ」
「え？」
私が手に持っている食器に目を向けて
爆豪は小さく呟いた。
目を丸くする私を睨みながらに
爆豪は一言こぼす。
「よこせそれ。テメェ上の方届かねぇだろが」
「あ、うん…………」
爆豪に食器を渡すと
彼は棚の上の方に並べられた皿類の場所へ
私の洗った食器を片付けた。
ありがと、とだけ伝えて俯く私。
今も気まずくて、彼の顔が見れない。
その時、爆豪の手が頬に触れた。
「…………爆豪？」
どく、と高鳴る胸の音。
それなりに近い距離で見える彼の赤い瞳。
ゴツゴツとしたその手が私の頬に触れて
彼が何をしたいのかも分からず
ただ、彼を見つめた。
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夜桜 - あの.....最後の終わり方が凄く好きなんですが.......(語彙力？とっくの昔に捨ててきた(｡･ω´･｡)ﾄﾞﾔｯ(殴)) (2021年1月29日 23時) (
レス) id: 82237d8a5f (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - もう、なんかあ！一人で感想(お話)するのやなんでえ、誰かあきてくださいよお、((((上から目線！！！ (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - …助けて、ください。な、なんで？って？。あ、あのな、なんか……俺氏の何かが、、無くなり、、、ました……←((語彙力が低下してしまっただけw (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - 途中で色んな意味で吐き気と目眩に襲われました。 (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - ……はぁぁぁあ！可愛すぎません？！！お互いに！！あんな生き物生息したらいけないと思うんですよねd(￣ ￣) (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月20日 20時
