寂心。 ページ4
、
ぱちり、と目を開ける。
扉に寄り掛かったまま寝てしまったらしい。
背中と首が痛い。
それもそうだろうけれど。
時刻を見れば、午後6時。
部屋に戻ったのは午後1時。
六時間も寝ていたのか。
立ち上がって手鏡を取り出せば
目の辺りは赤く腫れていた。
「…………こんな顔、見せられないな」
目辺りを擦りながら
ふうとため息を吐いた。
夕飯は七時からみんなで、だけど
このままもう一眠りしちゃおう。
ベッドに入って毛布にくるまると、
すっと目を瞑る。
けれど、中々眠る事ができなかった。
「はぁ」
零れたため息は誰にも聞こえることはなく
部屋に響いて消えていくだけ。
寂しい。
今日一日、あんまり皆と話さなかったし
一人って、すごくつまらない。
いつもなら彼が。
扉から顔を出して
「入れろ」って声を掛けてくれるのに。
今日は、来ない。
昨日も、来ない。
一昨日も、来ない。
そしてきっと、明日も来ない。
カラカラと窓を開けてベランダに向かうと
隣の部屋から誰かが顔を覗かせた。
「………じろ、ちゃん」
「あ、Aじゃん」
はぁと白い息を吐き出したじろちゃんは、
かじかんだ手をポケットに突っ込んだ。
「皆心配してたよ」
「え？」
「扉が開かないって騒いでたし」
「………うそ」
「嘘じゃないし」
ぎょっとした目でじろちゃんを見つめる私に
じろちゃんはそう言いながら笑った。
「男子が力づくで入ろうとしてたけど
全く開かないし」
「ごめん………」
「切島と砂藤の手が赤かった」
「申し訳ございませんでした」
申し訳なくなって、
私は目を逸らしながらに呟いた。
別に、面白かったし、なんて言うじろちゃんに
ふっと笑いかけた。
「………あれ、アンタ、なんか目赤くない？」
「え、そうかな………」
「…………絶対そうだ。腫れてる」
じろちゃんは私をじっと見つめると
何を思ってか、ベランダの手すりに足をかけ
こちらへやって来た。
「え、ちょ、じろちゃ、危ないよ！」
「へーき」
「落ちたら怪我するよっ！ここ三階だよ！」
私の言葉も聞かずに
じろちゃんは私のベランダへやって来た。
バランスを崩しこちらへ倒れてきたじろちゃんを
そっと受け止める。
じろちゃんと、目があった。
「何か、あったんでしょ。話して」
、
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夜桜 - あの.....最後の終わり方が凄く好きなんですが.......(語彙力？とっくの昔に捨ててきた(｡･ω´･｡)ﾄﾞﾔｯ(殴)) (2021年1月29日 23時) (
レス) id: 82237d8a5f (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - もう、なんかあ！一人で感想(お話)するのやなんでえ、誰かあきてくださいよお、((((上から目線！！！ (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - …助けて、ください。な、なんで？って？。あ、あのな、なんか……俺氏の何かが、、無くなり、、、ました……←((語彙力が低下してしまっただけw (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - 途中で色んな意味で吐き気と目眩に襲われました。 (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
永遠の非リア - ……はぁぁぁあ！可愛すぎません？！！お互いに！！あんな生き物生息したらいけないと思うんですよねd(￣ ￣) (2019年6月2日 9時) (レス) id: dec930c8a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月20日 20時
