19:意外ですね爆豪くん！ ページ19
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「爆豪じゃん。こんなところで何してんの？」
パタパタと階段を下りて共同スペースへ向かうと、爆豪がソファに座ってテレビを見ていた。スマホ片手に適当に選んだ服を着たウチ。理由は簡単、Aの所へ向かうからだ。爆豪がどこかへ行ってしまったと聞いて、しかもそれに加えてAの声が落ち込んでいるのを聞いて、これは行かなきゃだめだなと感じたのだ。だって珍しいし。
「あ？耳女か」
「耳郎なんですけど。A心配してるよ」
「どうでもいいんだよ死ね」
「口悪っ。てか機嫌悪っ。それ以前に理不尽すぎ」
ふいっとそっぽを向いた爆豪に首を傾げる。あれ？何か爆豪、拗ねてないか？どこか落ち着いてるけど不機嫌というか、いつもとは少し違うような気がする。いやこれ絶対違うなうん。何かあったんだろう。どうした。
爆豪がおかしすぎて何だかキモい。
「Aとのデート中に男が乱入してきた？」
「デートじゃねぇわ死ね」
「あっ分かった。Aにフラれた？」
「ちげぇわ死ね！！！」
「冗談だから！個性使わないでくれない！？」
ボーン！と個性を使い始める爆豪を宥めると、吐いて爆豪の近くに寄る。
「相談乗るよ？五分だけなら」
「テメェ如きに相談する為の時間なんぞ一秒たりとも俺にはねぇんだよゴミカス」
「意地張んなよ。お前がAを好きだってことはもう学年に広まってんだよ。次は付き合い始めたって言ってやろうか。それとも婚約したって言いふらしてやろうか」
「ヤメロ」
爆豪はテレビを消すと、リモコンを無造作にテーブルに叩きつけて、ちっと舌打ちをした。ポツリと若干不貞腐れながら呟いたその一言に、ウチの思考は一瞬停止した。
「ごめん。今なんて？」
「あ"？だから…………――ってんだよ……」
「え？何聞こえない。Aが好き？Aとあんなことやこんなことがしたいって？」
「ちげぇわボケナス！！だから！！！」
そこまで言って、爆豪はまた舌打ち。
うんうんと笑いながらに聞いていたウチに気づいたのか、頭を掻きながら大股で歩いていってしまった。ウチは収まらないニヤニヤを何とか収めようとしつつ、寮を後にした。
『――クソ髪共に嫉妬しちまったんだよクソ』
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tukuyomi(プロフ) - 美羽さん» ありがとうございます！満足して頂けたのなら良かったです！私もこの作品を書いて良かったなと思いました…！新作も頑張って執筆する予定ですので、もし宜しければどうぞ！(上鳴くんものなので爆豪くんではないのですが…) (2017年12月28日 9時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - いとりさん» 完結しました〜！爆豪との絡みは私も書いていて楽しくて、文字を打つ指が勝手にぽちぽち動いていきました(笑)A組の皆はそんな二人を見守りつつ「早よくっつけ」と苛立ちを抱えていた様子を、最後に描写しました。こちらこそ幸せ者です！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - nasamakuo48さん» 完結です、ありがとうございました！生活中での楽しみになって頂けて、本当に嬉しいです…！毎度応援のコメントもくださり、更新の励みになっていました。私もこの小説を完結させるのは少し寂しいですが、新作でも頑張りたいと思います！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - ぼーだーさん» ありがとうございます！楽しんで読んで頂けたのなら、とっても嬉しいです！「いい作品」と言ってもらえる作品を作りたかったので、良かったです…！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！いやー、よかった！すごく良かった！もーうこの作品にあえて良かったです！毎回毎回ニヤニヤしながら見てました！さいっこうでした！！新作も楽しみにしています〜。ありがとうございました！！！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: f66b91292d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月3日 14時
