13:あなたは神です爆豪くん！ ページ13
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「ーーまあとりあえず爆豪くんは神な訳ですよ」
「お、おう、いきなりどうした？つーか生気のない目だなおい」
「響香ちゃん、たまにあるよこれ」
「うん。分かってるけどいきなりだからビビったわ」
カレーライスを頬張るAは、真顔でいきなりそう告げた。若干引き気味の響香とお茶子には目もくれず、どこか遠くの世界を見ているかのように生気のない瞳。病んではいない、彼女は爆豪を語っている最中意識がどこかへ飛んでいることがあるのだ。要は自分だけの世界へ入りこみ、爆豪の顔を脳内で思い浮かべている。
「甘いもの無理なところとか……怒ると教室を出てくもののちゃんと扉を閉めるっていうお利口なところとか……カルシウム不足なところとか……いつも街で個性使ってると敵に間違われて通報されておまわりさんに職質かけられてるところとか……しかもその凶悪面じゃ尚更って切島くんに言われてぶちぎれる所とか……本当のことだからこそ怒るとか可愛すぎるんですよもう」
「Aちゃんって無意識に爆豪くんの事ディスるよね」
真顔で響香が我慢していたツッコミをサラリとしたお茶子は、ぱくりと一口のご飯を食べながら、脳内に花を咲かせるAをじいっと見つめていた。麗日お茶子、彼女は何気にざっくりいく女である。かつて緑谷出久にも同じ事を思われていたことを、彼女は知らないままであるーー。
「爆豪くんはつまり神なんですよ……あぁそうだ、土日にデートできるか誘ってみよう」
「デートってカップルがするもんやないの？」
「しーっ！麗日やめとけってば！ざっくりいきすぎ！！」
「なんかごめん？？？」
更にざっくりと言い始めたお茶子の口を手で塞いだ響香は、携帯を見つめてぽちぽちと文字をうつAをちらりと見た。重症だこいつ、と心の中で思いながら汗をかいた。
「土日のどちらかに、えーと、デートにいきませんか……んー、いややっぱり、どちらか、に、お出掛け、しま、せんかっと………」
送信！と声を上げて立ち上がったAは、カレーライスの皿やお盆を返却口に置いて、先いきますね！爆豪くん拝まないと！と言いながら走り去っていってしまった。
「……うちら結局Aと会話してなくね？」
「ぎょうがぢゃん……ぐるじい……」
「うわごめん！鼻まで塞いでた」
「ッッッハーーーーーッ、あーっ！死ぬかと思った……ふーっ」
「ごめん。でも息の吸い方もっと考えろっての」
「なんかごめん？？？」
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14:拝み続けます爆豪くん！→←12:怒りすぎです爆豪くん！
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tukuyomi(プロフ) - 美羽さん» ありがとうございます！満足して頂けたのなら良かったです！私もこの作品を書いて良かったなと思いました…！新作も頑張って執筆する予定ですので、もし宜しければどうぞ！(上鳴くんものなので爆豪くんではないのですが…) (2017年12月28日 9時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - いとりさん» 完結しました〜！爆豪との絡みは私も書いていて楽しくて、文字を打つ指が勝手にぽちぽち動いていきました(笑)A組の皆はそんな二人を見守りつつ「早よくっつけ」と苛立ちを抱えていた様子を、最後に描写しました。こちらこそ幸せ者です！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - nasamakuo48さん» 完結です、ありがとうございました！生活中での楽しみになって頂けて、本当に嬉しいです…！毎度応援のコメントもくださり、更新の励みになっていました。私もこの小説を完結させるのは少し寂しいですが、新作でも頑張りたいと思います！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - ぼーだーさん» ありがとうございます！楽しんで読んで頂けたのなら、とっても嬉しいです！「いい作品」と言ってもらえる作品を作りたかったので、良かったです…！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！いやー、よかった！すごく良かった！もーうこの作品にあえて良かったです！毎回毎回ニヤニヤしながら見てました！さいっこうでした！！新作も楽しみにしています〜。ありがとうございました！！！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: f66b91292d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月3日 14時
