11:知りたいんです爆豪くん！ ページ11
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「りょくや くん！」
「りょく……！？み、みどりや です！！！」
「みどりや くん！」
「はい！？」
僕に話しかけてきたのは、かっちゃんの周りをいつも歩いている鋭刃さん。キラキラとした目で僕を見つめる彼女は、バンッ！と僕の机を両手で叩いた。何だか怖い。
「爆豪くんと幼馴染なんですよね！」
「う、うん？」
「私ずっと知らなかったんですけど！幼馴染ってどれくらいからですか！？」
「え、えーっと……幼稚園の頃から？」
「つまり爆豪くんの幼少期の写真も持ってますよね！？」
「え、あ、う、うん」
鼻息を荒くしながら僕に「ください」と土下座してくる鋭刃さん。かなり教室でも目立った光景で、なんだか僕が勘違いされてしまいそうだ。やめてよ土下座なんて！と彼女を宥めながら、かっちゃんには怒られそうだが、必死すぎるので承諾してあげた。
パッと顔を明るくしながら僕の机に頬杖をついた彼女は「それと」と言いながら話を続け始めた。
「爆豪くんの幼少期から今現在までを語ってください！」
「ええっ！」
「ダメですか！？土下座しますからお願いします！！」
「だから土下座はもういいって！！」
彼女の体を起こして承諾した僕は本当に押しに弱い奴だと、自覚はしている。鋭刃さんはメモ帳とペンを取り出して「ジャンジャンお願いします！！！」と笑った。え、メモ帳とペン……？というかメモ帳にかっちゃんの写真が超張り付いているんだけどそれは………。鋭刃さん、今まで生きてるのが不思議なくらい命知らずな女の子だな……、いや、いつも爆破されてるみたいだけど………。
「まぁとりあえず……そうだなぁ。小さい頃のかっちゃんは何でもやればできちゃうタイプでさ、この頃から才能マンだったなあ。ガキ大将みたいな感じだったよ！」
「この頃から才能があったんですね……さすが爆豪くん！やっぱり結婚したいですね！」
「(重症だ)……えっと、でも、個性が発現してからは少し悪い方向に進んで、弱い子をいじめたりする事もあったよ。でも僕はそんなかっちゃんの後ろ姿がいつもかっこいいなあって」
「………りゃくや くん」
「みどりや です！！どうしたの？」
じいっと僕を見つめる鋭刃さん。いや、睨んでいるのか。
「……爆豪くんはダメですよ？」
「……あの、僕別にかっちゃんを恋愛対象として見てないから」
「あ、ならいいです！」
どうやら僕はあらぬ誤解をされていたようだ。数秒。
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tukuyomi(プロフ) - 美羽さん» ありがとうございます！満足して頂けたのなら良かったです！私もこの作品を書いて良かったなと思いました…！新作も頑張って執筆する予定ですので、もし宜しければどうぞ！(上鳴くんものなので爆豪くんではないのですが…) (2017年12月28日 9時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - いとりさん» 完結しました〜！爆豪との絡みは私も書いていて楽しくて、文字を打つ指が勝手にぽちぽち動いていきました(笑)A組の皆はそんな二人を見守りつつ「早よくっつけ」と苛立ちを抱えていた様子を、最後に描写しました。こちらこそ幸せ者です！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - nasamakuo48さん» 完結です、ありがとうございました！生活中での楽しみになって頂けて、本当に嬉しいです…！毎度応援のコメントもくださり、更新の励みになっていました。私もこの小説を完結させるのは少し寂しいですが、新作でも頑張りたいと思います！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - ぼーだーさん» ありがとうございます！楽しんで読んで頂けたのなら、とっても嬉しいです！「いい作品」と言ってもらえる作品を作りたかったので、良かったです…！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！いやー、よかった！すごく良かった！もーうこの作品にあえて良かったです！毎回毎回ニヤニヤしながら見てました！さいっこうでした！！新作も楽しみにしています〜。ありがとうございました！！！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: f66b91292d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月3日 14時
