01:最高です爆豪くん！ ページ1
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彼との出会いは、雄英高校入試の日。
ドンッとぶつかってしまった私をギロリと睨みながらに見下ろす彼に、心臓が大きく高鳴った。赤い瞳、薄金髪の尖った髪、まさに運命の出会いかと思った。
要は私のタイプにドストライクの男の子だった。
入試合格後、その彼と同じクラスだと知り、その彼の名前が爆豪くんだと知り、私は彼にいつも絡み続けてきた。舌打ちされても怖くない、だってそれが爆豪くんだし、私はそういう性格がドストライクで大好きなんだもの！という事で、今日も私は爆豪くんの周りをうろちょろと動き回っていた。
「……ああああ！！！うぜぇんだよこのドリル女ァァ！！！あっち行けや！消えろ！散れ！そして死ね！」
「やっと私に口を開いてくれたのですね爆豪くん！できれば“ドリル女”ではなく“A”と呼んでほしいところですが、私の個性がドリルだと知っているからこそその呼び名が付いたんですよね！？個性覚えててくれていたなんてもう光栄です！好きです！」
「知らねぇよ！！毎回毎回気色悪ぃ女だなテメェ！！」
「私を女だと認識してくださっているのですね！恋の匂いがプンプンします！」
「どこをどう辿ったらその結果に辿り着くんだよ！！バカか！？アホか！？死ぬか！？あ！？」
こういう会話はもうほぼ日常茶飯事なので、クラスのみんなも「今日もA組は平和だなぁ」と言わんばかりの目で私と爆豪くんを見つめている。そろそろ私と爆豪くんのお付き合い疑惑が浮かび上がってもいい頃だと思うのだが、流石にそれはないか。残念だ。
私は爆豪君の放つ言葉全てがしかをポジティブ思考で考えている、というか爆豪くんの言葉全てが尊い、ありがたきお言葉なのである。私に話しかけてくれた事さえ本当にもう光栄というか尊いというか最高。
「爆豪くん、今日お部屋に行ってもいいですか！？」
「あ！？ふざけんなダメに決まっ」
「分かりました！じゃあ今日の十八時にお部屋に向かいますね！」
「話聞けやクソが！！」
釣り上がった彼の目さえも本当に素敵。重症と言われても仕方ない、というか私自身開き直っているので全く問題ない、もうバンザイだ、爆豪くんと私に関連する噂が流れたらどんなものであろうと私は死ねる。
今日もルビーのように美しい赤い瞳をポッと顔を赤らめながらに見つめていると、爆豪くんの右手が飛んできた。数秒後に爆破音が響き渡り、私は最高に幸せな状況のままあの世へ逝ったのであった(気絶した)。
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tukuyomi(プロフ) - 美羽さん» ありがとうございます！満足して頂けたのなら良かったです！私もこの作品を書いて良かったなと思いました…！新作も頑張って執筆する予定ですので、もし宜しければどうぞ！(上鳴くんものなので爆豪くんではないのですが…) (2017年12月28日 9時) (
レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - いとりさん» 完結しました〜！爆豪との絡みは私も書いていて楽しくて、文字を打つ指が勝手にぽちぽち動いていきました(笑)A組の皆はそんな二人を見守りつつ「早よくっつけ」と苛立ちを抱えていた様子を、最後に描写しました。こちらこそ幸せ者です！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - nasamakuo48さん» 完結です、ありがとうございました！生活中での楽しみになって頂けて、本当に嬉しいです…！毎度応援のコメントもくださり、更新の励みになっていました。私もこの小説を完結させるのは少し寂しいですが、新作でも頑張りたいと思います！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - ぼーだーさん» ありがとうございます！楽しんで読んで頂けたのなら、とっても嬉しいです！「いい作品」と言ってもらえる作品を作りたかったので、良かったです…！ご愛読ありがとうございました！ (2017年12月28日 8時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
美羽(プロフ) - 完結、お疲れ様でした！いやー、よかった！すごく良かった！もーうこの作品にあえて良かったです！毎回毎回ニヤニヤしながら見てました！さいっこうでした！！新作も楽しみにしています〜。ありがとうございました！！！ (2017年12月28日 0時) (レス) id: f66b91292d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年12月3日 14時
