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「うん」
更衣室にて、戦闘服に着替えた私。
そこまでは良かった。あーあどうせダサイ黒地なんだろうなあと思いながら戦闘服を収納ボックスから取り出したのだ。
着替え終わった私は、テンションを低くしながらグラウンド・βに向かった。まだ誰も着ていなくて、私達が一番乗りだった事がわかる。オールマイトさえ来ていないのは、何処かで戦闘訓練の準備をしているからだろうか。何はともあれ私は今とてつもなく辛い。
「Aさん。目が死んでますわ」
「アレはもうダメだな。聞いてない」
「無心のまま建物の壁と見つめ合ってますわ」
近くから聞こえる百ちゃんと響香の会話。
ハハハと乾いた声で笑いながら壁に額を押し付け、そんな真っ白い壁をじっと睨みつけるように見つめる。辛すぎる。
死にたい。と思いながらその場に膝を抱えてしゃがみ込む。フルフルと震えながらに無心で壁に額を押し付ける私。
「まぁこりゃ嫌にもなるわな」
「そうですか？動きやすそうですわ！」
「ヤオモモ、アンタの方がやばいけどさ……」
ここまでの状況を説明しよう。
戦闘服を出した私は絶望した。理由は単純に露出度の高い戦闘服だったからだ。目立たないようにするなら普通もっと露出を控えるべきだろ、どうしてこうなったんだ消太さん。彼、もしかして変態なのかな。
スカートは右側が短めで、左側が長め。
つまり左右長さが違うのだ。スカートというだけでも動きづらいと思う。あまりひらひらはしないが、スースーするし。
短めの方は制服のスカートより短い。
対して襟元は長めで、体操着の襟元と似たような類のものとなっている。ここは普通で構わないし、むしろデザインは好きだ。腕の方も露出は少なめで、そこは全然いい。
ただ、理由不明で背中の露出が凄い。
どうして背中を開けたんだ。もしかして嫌がらせだろうか、やめてほしい。嫌だもう死にたい、こんな姿を見せるくらいなら死んだほうがまだマシ―――――――。
「っうわ！！」
と、その時、スッと背中に冷たい感覚。
後ろを振り向けば、爆豪くんが立っていて、私の背中には彼の人差し指が触れていた。冷たいなあと背中を擦りながら呟けば、「色気ねぇな」と悪口が飛んできた。
「色気もクソもあってたまるかって話だよ」
「滅夜ってたまに口悪くなるよな！」
「やっぱりヒーロー科最高」
上鳴くんと峰田くんをぎろりと睨んで、私は本日何度目か分からない、深いため息を吐いた。
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声優2次元大好き！ - すごく面白いです！ 続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年1月29日 16時) (
レス) id: 51b90ece6b (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - garasuspさん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします…！というか2018年も消滅少女。をよろしくお願いします…！！！ (2018年1月1日 0時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
garasusp(プロフ) - めっちゃ良かったです!続き楽しみにしてます!!! (2018年1月1日 0時) (レス) id: 08ca16f581 (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - カボスプレスさん» 楽しく読んで頂けているようで、とっても嬉しいです！書き方についての意見、ありがとうございます！少しずつ改善して、読みやすい文体にしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
カボスプレス(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読んでます、夢主ちゃんの話し方がとても好きです！書き方ですが、前の方がまとまりがあって読みやすかったかなと思います…展開すごく気になります、更新楽しみにしてます！m(__)m (2017年12月26日 22時) (レス) id: 17a10903fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年11月25日 20時
