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雄英高校に着くと、その大きさに驚いた。
校舎はかなり大きい方だ、確かにクラスがヒーロー科やらサポート科やら経営科やら普通科やらで分けられているから多いのは私も知っていたけど。ここまで大きいのか。
何故だか自分でも分からぬ溜息がこぼれて、私は何となく思い足取りで校門をくぐって行った。そうだ。大きさに驚いただけ。
うん。不安になったとかそういうのじゃない。
………多分。
なんて考えていたら、誰かと肩がぶつかってしまった。ごめんなさい、と謝ったら、ぶつかった少年は私をギロリと睨み付けた。……あ、この人絶対不良だ。
何となく命の危険を感じた私は、パッと身構えて今までの人生色々あったなあなんてしみじみ思っていた。が、彼は「チッ、気ィ付けろ」と言葉を放つだけで、それ以外は何も言わずに歩いていった。
………怖いなあ。さてと、私も行こう。
▽
説明会場へ入ると、適当に席へ腰掛ける。説明を行うのは消太さんの同級生だったとかっていう、プレゼント・マイクさん。そういえば何回か家に来ていた事もあった。
その度に消太さんから軽い罵声を浴びせられていた。
彼もかなり気の毒な人である。消太さんってば人付き合いがあんまり得意じゃないからな。そう考えると消太さんと上手く付き合えているマイクさんは凄い。
賑やかな入試説明が終わり、それぞれ指定された会場へ向かう。何度も何度も深呼吸を繰り返してとんとんと胸を軽く手のひらで押すように叩く。大丈夫、あんなに頑張って個性を上手く扱えるように頑張ったんだ。
「ハイ、スタートー！」
「……………？」
「どうしたあ！？実践じゃカウントなんざねえんだよ！！走れ走れ！！」
突然始まった入試に、少し反応が遅れる。
マイクさんの「賽は投げられてんぞ！？」という声でハッとして、他の試験者に置いて行かれない様一生懸命走り出した。
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声優2次元大好き！ - すごく面白いです！ 続き楽しみにしてます！更新頑張ってください！ (2018年1月29日 16時) (
レス) id: 51b90ece6b (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - garasuspさん» ありがとうございます！これからも応援よろしくお願いします…！というか2018年も消滅少女。をよろしくお願いします…！！！ (2018年1月1日 0時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
garasusp(プロフ) - めっちゃ良かったです!続き楽しみにしてます!!! (2018年1月1日 0時) (レス) id: 08ca16f581 (このIDを非表示/違反報告)
tukuyomi(プロフ) - カボスプレスさん» 楽しく読んで頂けているようで、とっても嬉しいです！書き方についての意見、ありがとうございます！少しずつ改善して、読みやすい文体にしていきたいと思います。これからも応援よろしくお願いします！ (2017年12月27日 9時) (レス) id: 5d92b5beac (このIDを非表示/違反報告)
カボスプレス(プロフ) - コメント失礼します！いつも楽しく読んでます、夢主ちゃんの話し方がとても好きです！書き方ですが、前の方がまとまりがあって読みやすかったかなと思います…展開すごく気になります、更新楽しみにしてます！m(__)m (2017年12月26日 22時) (レス) id: 17a10903fe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：tukuyomi | 作成日時：2017年11月25日 20時
