ころちゃんが可愛すぎる件について【こ.ろ.ん】

♯２５　脱出するぞ ページ26

こ「よし、じゃあ俺の指示に従ってね？」


『わかりましたー』


とりあえずころんの部屋から出る。


この家は一軒家だから、１階と２階がある。


だから１階にお母さんたちがいるから、２階は大丈夫。


『うっわ、これ逃走中じゃん笑ガチの笑』


こ「俺の後ろ、隠れてていいよ。」


私の手をつかんで、自分の後ろに回すころん。


そして私は勢いに気づかず、ころんに抱き着いてしまった。


『あぁ…えぇっと』


私は恥ずかしくなってすぐにころんから離れた。


こ「いいよ、抱き着いてて」


『は！？』


私は驚いて変な声をだす。


こ「ちょ！バレるから！」


『んんっ！』


ころんに口をふさがれる。


なんかころんの様子がおかしすぎるような気がする。


抱き着いていいよってどういうこと！？


こ「ほら、早く行くぞ」


私の拒否権なしに、１階に引っ張られていった。


こ「ここからやばいから絶対に離れないでよ？」


『わ、わかった』


私はころんの手をつかんで後ろに隠れた。


そのまま私が見えないようにリビングを歩いていく。


よし、このまま行けるんじゃね！？


お母さんはリビングにいないし！


母「ころーん？朝ごはん食べるわよー」


ころママがリビングの扉を開けようとしていた。


こ「やばっ”！」


ころんが発狂並みの叫びをする。


そして私はころんに手首を引っ張られていった。


『え、このまま出るの！？』


こ「とりあえず出るぞ」


ころんが思いっきり扉を開けて外に出た。


母「あれ〜？ころーん？」


ころママの困った声が聞こえた。


あれ、バレなかった！？


こ「あ〜、セーフ」


ころんが汗をどばどばたらしている。


『お疲れ様でしたー、ころん』


こ「とりあえず出ることはできてよかった」


ころんがこっちを見てグッドポーズをしてくる。


『だからドヤやめろっ！』

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