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結局、私とさとちゃんの喧嘩は、メンバー全員が知ることになった。


私は言いたくなかったけど。

ころんが勝手にね。

奢るのやめようかなぁw


な「どういう風に謝る形にする?」


『うーん、とりあえず会う機会をつくらないとだなぁ』


会う機会と言っても、ラインは今しにくいし。

そこが問題になってくる。


る「あ!Aちゃん、もうちょっとで誕生日じゃないですか!」


『え!?本当だー!気づかなかった!』


私の誕生日は12月29日。

確か、さとわんの前日だった。


り「あれ?話ずれてない?」


る「ずれてないですよ!Aちゃんの誕生日を利用するんです!」


じ「利用…?」


る「さとみくんはきっと、Aちゃんにプレゼントを渡したいはずです」


『いや、こんな自分勝手な私にプレゼントなんて…』


る「絶対にさとみくんは渡してきます!」


肩をガシッと掴まれ、キラキラした目で言われる。

なんとなく否定できなくて、うんと頷く。


こ「強引だな〜」


る「だからさとみくんは、Aちゃんを誕生日の日に呼ぶはずです」


な「呼ばなかったら?」


る「作戦失敗です」


じ「失敗なんかーい!」


こ「ジェルくんうるさい!」


じ「すいませんでした」


ころジェルのコントを横目に見ながら、るぅとくんの話を聞く。

そんなにうまくいくのだろうか。

そもそも誕生日を覚えていない、という場合もある。

それだったら私のメンタルは0になってしまう!


る「きっとさとみくんなら呼ぶはずです。そこで、さとみくんにプレゼントをあげるんですよ」


『プレゼント?』


る「はい!心を込めたプレゼントとともに、気持ちもぶつけて、ハッピーエンド〜♪」


こ「そんな上手くいくのかよ…」


ころんの言葉は確かに正しい。

るぅとくんの案は素晴らしいと思う。

でも、さとちゃんが私のことを捨てて、本当にくるみ先輩のところにいっているのならば。

作戦は完全に失敗で終わる。


な「俺らも協力しよ!すとぷりのカレカノ組がなくなることは、富士山がなくなるぐらい大変なことだから!」


『そ、そんなに…?』


じ「そこのコンビって安心できるよな。俺は案外好きやで」


る「僕も好きです!Aちゃんといるときだけ、さとみくん甘々なんですよー」


り「さとちゃんは絶対、Aのことを捨てたりしないと思うよ」


こ「うんうん」


待って、涙腺崩壊する…。


こ「おい、泣くなよーw」


メンタル豆腐なんだ。ごめんね。

・→←君しか愛せない



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設定タグ:すとぷり , さとみ , 歌い手   
作品ジャンル:恋愛
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みなみちゃん - さとみくん かわいい (2020年8月21日 12時) (レス) id: 8e3f0f4988 (このIDを非表示/違反報告)
noise(プロフ) - とっても面白かったです。続き待ってます (2020年8月17日 17時) (レス) id: 338ae5483f (このIDを非表示/違反報告)
みなみちゃん - え (2020年8月16日 11時) (レス) id: 8e3f0f4988 (このIDを非表示/違反報告)
みなみちゃん - さとみくんだいすき (2020年8月15日 22時) (レス) id: 8e3f0f4988 (このIDを非表示/違反報告)
みなみちゃん - すき (2020年8月15日 22時) (レス) id: 8e3f0f4988 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:晴雨 | 作成日時:2019年10月22日 22時

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