【す.と.ぷ.り】家政婦始めたら、問題児しかいませんでした ３！

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な「ひゃああ！！助けてA！」


『え、何々！？わああ！』


さ「ちょっ、大丈夫か！？」


さっきからずっとこんな調子。


なーくんに何かをまかせるたびに、「助けて」という言葉が飛び交う。


これは、完成するのに時間がかかりそうだな…。


さ「ここは俺がやってるから、Aそっち見て。」


『わ、わかった。』


こういう時に役立つさとみ。


凄いよなぁ。


な「俺、何したらいいかな…。」


立て続けの失敗で落ち込んでいる様子。


だから可愛い可愛い可愛((


さ「なーくん、机にお皿を並べておいてください！」


な「オッケイ！任せて！」


なーくんが皿を何枚かとって、机に並べに行く。


『なーくんの使い方、雑じゃない？笑』


なーくんには聞こえないように、さとみに話しかけた。


さ「いや、他に何やらせようっていうの。」


『・・・ないかも。』


さ「でしょ！」


いやそうだとしても、これはさすがにひどい気がする笑


『なーくん！そっち終わったら、これやってみましょ！』


な「やるやる！」


なーくんがぱあっと顔を明るくして、こっちに向かってくる。


今度こそ成功するはず！


『このハンバーグのタネをこねこねして、ハンバーグの形する！それだけ！』


な「よしっ！」


なーくんがタネを取って、形を作り始める。


『ほら、これぐらいならできるよ。』


さとみの耳元でそーっと囁いた。


さ「確かにね。」


あとはハンバーグを焼けば終わり！


『あ、私ソース作る！』


さ「手伝おっか？」


『あーっ、なーくんのこと見といてくれない？』


さ「りょーかーい。」


さて、ソースでも作りますか。


なーくんはさとみがいるし、大丈夫だろう。


な「あ！できたー！」


さ「凄い綺麗…。こねるのうまいっすね、なーくん。」


な「これは得意分野かもしれないっ！」


さ「どんどん行きましょう！」


な「かまそう！」


後ろから二人の声が聞こえてきた。


なーくんはこういうのが向いてるのか…。


納得納得。


こっちも早くやんないとっ！


本当はハンバーグを焼いた後のフライパンを使ったほうが楽なんだけど。


まあ、そんなことしてたら青いやつとオレンジのやつが「まだ？」って言ってくると思うし…。


あいつらの言動は把握済みだからね笑


さ「そっち終わった？」


『待って、あともうちょっと…。』


さ「こっちもう焼いちゃうね。」


な「よし！焼くぞー！」

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