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．
失礼な事だって分かっているけど
席についてからも視線はその人に釘付け。
だって、
だって…
テレビでしか見たことの無い彼が
私の斜め前でコーヒーを飲んでいて…。
…松本潤さんだよね?
そっくりさんとか…?
いやいや、絶対本物だよ。
でもこう言う時って話しかけられたりするの
嫌だろうし…。
見て見ぬ振りかな。
そんな事を考えていると彼が下を向きながら
フッと笑った。
『えっ…』
思わず声が出てしまう。
すると
あの素敵な笑顔を私に向けながら口を開いた。
「いや、分かりやすいな、と思って。」
顔とか行動に出てたよ、と言いながら爆笑する彼。
思わず赤面してしまう。
『そんなに…笑わなくてもいいじゃないですかっ！』
「ごめんごめん、こういう反応始めてでさ。
普通みんな叫ぶんだけどね、隠そうとするから。」
そう言いながらまだ笑っている彼につられて
私も笑ってしまった。
、
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作者名：恵美 | 作成日時：2014年4月9日 18時
