貴方と共に果たす復讐【荼毘】 (ページ17)

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あれから、しばらく経って仲間がたくさん増えた。

ヴィラン志望ながらもみんな優しくていい人達。

荼毘さんのおかげで少しは外に出ることが許されたけど、連合の手伝いをするのはまだまだ先になりそうだ。

『みんなまだかな』

今日は連合みんな揃って出掛けている。

なんと雄英高校の林間合宿に乗り込んで良い個性の子をスカウトしに行くのだとか。

ヒーロー志望の子がヴィランになるなんて思えないけど。

私も着いていこうとしたが、弔くんだけじゃなくみんなに止められた。

何せ敵地に自ら赴くようなもの。

向こうの方が圧倒的に数が多いので私を守り切れるかどうかも危うい、とのこと。

...別に、もう守られるくらい弱くないのに。

トガ「ただいまです！」

Mr「いや〜ちょろいもんよ」

ｽﾋﾟﾅｰ「いやいや少し危なかっただろ！」

気づけば黒霧のワープでみんなが帰ってきていた。

私はみんなに、おかえりと声をかけ、気絶させられている1人の雄英生に視線を向ける。

たしか、個性は"爆破"だっけ。

クリーム色の髪に、服を着ていても分かる筋肉質な身体。

気絶しているけど、その顔は少し穏やかで。

...あれ、どっかで見たことあるような、

弔「A、どうした？」

考え込む私に弔くんが声を掛けてくれる。

『どこか見覚えがあって...いや、勘違いかも』

私の人間関係は中学1年生で途切れている。

しかも中学時代は始めの2ヶ月程で終わったから、出会っているとしたら幼稚園か小学校。

そんな昔の記憶なんて曖昧だし、思い出せるはずもなく私は早々に諦めた。

雄英生だし、テレビか何かで見たのを覚えていただけだろう。

ﾄｩﾜｲｽ｢Aちゃんの友達か？いや友達なんているはずない！｣

『トゥワイスさん、私にも友達くらいいたよ』

荼毘「へェ、そん中には男もいたのか？」

手から炎を出し、今にも人を焼き殺しそうな勢いで荼毘さんが尋ねてくる。

『ぜ、全員女の子だから安心して、荼毘さん』

慌ててそう言うと荼毘さんは炎を消した。

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これからのお話しに出てくるヴィラン達は

死柄木弔、荼毘、トガヒミコ、スピナー、Mr.コンプレス、トゥワイス、義蘭の7人で固定させていただきます(TT)

作者のヒロアカ知識上、上記以外のヴィラン達のことを把握しきれていないので出さない方がいいかなという結論に至りました。

ん？となるかもしれませんがよろしくお願い致します。。