episode.3-8 ページ31
この二度目の生で戦闘をしたことはない。
”前”の自分に関する記憶もどうにも曖昧で、自分が戦いに慣れている人物であったかどうかもわからない。
でも、何故か、戦い方だけは、わかった。
”見聞色の覇気”で相手の動きを読み、”武装色の覇気”で硬化し攻防する。
何も考えていなくても、勝手に身体が動くような気さえしていた。
「うおりゃっ!!!」
『………そんな鈍刀じゃ切れないよ』
キィン、と金属同士がぶつかるような音が、私と山賊の持つ刀の間で鳴る。
前にシャンクスも言っていたが、普通の人間、特にこの東の海にいる人間に覇気の知識なんて、まずあるはずがない。
私はまぁ、例外だけど。
「ぐふっ………」
「な、なんなんだよこのガキ!!!」
年齢差のおかげで出来た体格差を利用して山賊達の背後に回り、硬化させた手で手刀を当てる。
まだ大して鍛えられていない体で放つ攻撃はとても軽いが、鈍器を思い切り振るったようなものだ。
何人かは落とした。だが、
「………へっ、流石にこの人数相手にへばったみてぇだなァ」
『………誰、が………』
戦う相手として、別に手応えがあるわけでもない。
だが、度々銃口を向けられる姉や村長を庇いながら、未だ山賊の足元にいるルフィを救う隙を狙っても人数が多すぎる。
何か、何か打開する策は、
「っうおりゃああああ!!!!」
『………っ!!』
落としたと思っていた下っ端の一人が、後ろから迫っていた。
単純で単調な、ただ振りかぶっただけの拳。
簡単に、避けられる。
カクン
『………っあ………？』
不意に、力が抜けた。
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つきよしりん(プロフ) - 心さん» コメントありがとうございます！！クザンいいですよねわかります！！！ご希望とあらばガッツリ絡ませざるを得ませんね……！！どう関わってくるか、心様をワクワクさせられるようにしたいです(今から考える)更新頑張ります！！ (2019年7月28日 3時) (
レス) id: 491910c140 (このIDを非表示/違反報告)
心(プロフ) - もし、作者様が良ければ、クザンと絡んで欲しいです！更新楽しみにしてます！ (2019年7月27日 21時) (レス) id: 2141c8a0fe (このIDを非表示/違反報告)
つきよしりん(プロフ) - 龍華さん» Twitterの方で少しお話しさせていただきましたがこちらでも………コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえることこそが何よりの喜びです!!更新頑張りますー!! (2019年7月27日 17時) (レス) id: 297ae59f70 (このIDを非表示/違反報告)
龍華(プロフ) - 久しぶりに面白い小説を読みました！Twitterの方フォローさせてもらいました！桜-sakura-と言う名前です！Twitterでもお話できたらいいなと思っています(笑)更新楽しみに待ってます！ (2019年7月25日 19時) (レス) id: f076919c37 (このIDを非表示/違反報告)
つきよしりん(プロフ) - nanakoneko775さん» コメントありがとうございます！ひっ……い、1番ですか？！そんな、恐れ多すぎて震えが止まらないです……()楽しみにしていただけて本当に光栄です。そのお言葉だけで頑張れます。ありがとうございます！！ (2019年6月27日 16時) (レス) id: 491910c140 (このIDを非表示/違反報告)
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