【HQ】無気力ガールは歌が好きpart2【歌い手】

衝撃の重さ ページ22

side:You





まあ、ただでさえ名前も顔も覚えるの苦手なのだから、一目くらいこれから部活仲間になる(かもしれない)奴を見ていってもいいだろ。



貧相なボキャブラリの暴言が飛んでいる方へゆっくりと近づいて行くと、



？「あっ！」



？「何やってんだボゲェ！！」



上手く相手の方に跳ね返らなかったボールがそこそこの勢いでもってこちらに飛んできた。



…………うーん、避けるべきか。受け止めるべきか。



そんな悠長に考えていたせいで、避けられもせず受け止められもせず。



これは当たりますね、はい。まあ全力投球ってわけじゃないんだしそんな痛くもないだろうけど。



わかっていても目を瞑ってしまうのが人間の本能ってやつなもんで。



そうして目を瞑り、数秒。



『………………ん？』



来ると思っていた衝撃が、来ない。



これはあれか。漫画とかでよくある、目を開けると誰かが守ってくれてたりするやつ。



助かった助かった。ちゃんとお礼を言わないとだな。



スっと目を開ける。そしてまもなく後悔した。



？「うわっとっと、あわわわわわ、うぎゃっ！」



『おっふ』



ボールから私を守ってくれたであろう小さい影が、何に失敗したのかバランスを崩し、倒れた。



私の方に。



………………絶対ボールの方が衝撃軽かったわ。





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更新再開するとか言っといていつの間にかめっちゃ時間経っててすみません！

バイト始めたりスマホになったりゲームしたりで忙しくて((殴

というかどういう書き方だったか忘れすぎてて感覚取り戻せない……ﾂﾗ……頑張ります……。

(読み返してたらわりと致命的な誤字いくつかあったんですけど修正途中に保存失敗しちゃって萎えたのでまたいつか改めて丸っと誤字修正します……)

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