【HQ】無気力ガールは歌が好き【歌い手】

尊敬する人達 ページ33

side:You





そ「順番で言ったら次まふの質問だけど…………今は無理か」



ため息をつくと同時に私をちらりと見るそらる。こっち見んなし。



坂「じゃ次俺いく！尊敬する歌い手は？」



『尊敬する歌い手…………うーん』



これは個人名を具体的に出していいものなのか？わかんないな…………。まぁ別に責められたりとかはしないだろうけど。



というか、期待した眼差しを向けられている、気がするんだけど。



『……………………たくさんいすぎて、名前を挙げてくとキリないから言わないけど、少なくともここにいる人達は尊敬してる、かな』



別に隠すようなことでもないから正直に言う。



坂「えっまじ！？」



う「遠慮とかじゃなく？」



『私が遠慮するように見える？



そらるも、うらたも、坂田も、まふまふも、シュームも、ちゃんと私が尊敬する歌い手なんだけど』



ちゃんと言い切ってやれば、十人十色の照れを見せる人達。



…………顔に出さないようにがんばってるけど、そういう反応されるとちょっとこっちも照れ臭い。



シ「麻希って本当………………そういうとこだぞ」



あまり照れた様子のないシュームが呆れた声を出す。



『そういうとこってなに』



シ「言うかよ」



そう言ってシュームもそっぽを向いてしまった。



……あ、シュームの耳、赤い。





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いや麻希かっこいいかよ…………。

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