夕食 ページ35
tn「いやあ、間に合ってよかったわ」
ずらりと夕食が並ぶ。美味しそうな匂いが辺りに充満していて食欲がとてもそそられる上に、どれもこれもが美味しそうに輝いている。
rb「焦ったなあ」
kn「Aはちゃんとゾムの食害から逃げるんやで」
sha「逃げられないんやそれが」
zm「逃がさへんぞ。まあでも今日はやっぱナシにしたるで」
ut「Aちゃん災難やな」
zm「だいせんせ〜〜！ご飯あげるよぉ！」
ut「あぁあぁぁぁっ！」
情けない悲鳴とともに、ゾムさんの魔の手が鬱先生さんへと差し伸べられる。
箸の上に大量の米がぎっしり乗っかっている……。あれに巻き込まれなくてよかった。逃げるように視線を逸らして自分の食事に手をつけようと箸に手を伸ばす。
ni「あ……Aさん。後ででいいから渡したお守り、返してね。多分もう効果切れちゃっただろうし。即席よりもちゃんとしたのをあげたいんだ」
sn「僕達で新しいのあげるからね〜！」
shp「あ、僕も後で行きます」
sn「いいよぉ〜〜！いつでも来てね〜」
わはは〜〜なんて顔かけの下で笑っているのだろうか。朗らかな声が心地良い。
gr「トントン。ケーキあるか」
tn「そんなものないです。あんたは書類進めて、どうぞ」
gr「頑張ります」
os「Aちゃんはお守り返したら一緒に洋服整理していくめう！」
ht「俺も手伝うから一緒に行っちゃお。さっき荷物を運んだだけだったもんね」
ci「じゃあ僕も行きたい！」
はいはい！なんて手を上げている彼に優雅にティーカップに口をつけながらエーミールさんが口を開いた。
em「レポートは大丈夫ですか？」
ci「あ………大丈夫じゃなかった……。優しくあれぇ…」
この人たち、会話が尽きなくて楽しそうだな。家族とか友達と食べるのもいいけど、こっちも悪くないかも。
とりあえずご飯美味しいので私は食べてよう。隣の食害に巻き込まれる前に…。
ほかほかの白米ってなんでこんなに美味しいんだろう。箸が止まらない。
gr「……ハムスターみたいだな」
tn「喉詰まらせないようにしてな」
こくこく、と頷いておく。食べながら喋るのは行儀が悪いと何度も教わった。
お母さんのご飯も美味しいけどこっちもいいなあ。
後でメールしておこう。お母さんの事だからきっとメールを寄越しているに違いない。
gr「もっきゅもっきゅ」
tn「おっさんがそんな効果音出すな」
ut「たしゅけて…………………」
続く
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カル(プロフ) - 好きです！続き…楽しみにお待ちしております！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 109968551c (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます、嬉しいです(オタク特有の笑顔) (2019年10月13日 20時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ - とうふさんの作品が、尊いです。(真顔) (2019年9月24日 17時) (レス) id: f17e38f5ae (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます〜(逝去) (2019年9月9日 18時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - んは〜、めっちゃしゅき〜。尊い。もう好きすぎる(昇天) (2019年9月9日 0時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とうふ | 作成日時：2019年8月6日 11時
