気づいたら ページ23
気づいたら寝てしまっていたようで、ゆさゆさと体を揺すられる。
目を開けて窓を見るといつの間にか高いビルがいくつもあった。
ut「ん、おはよーAちゃん。」
os「よーく眠ってためう…」
『すみません…』
os「ええんよ〜！」
ぱちぱちと瞬きをして外へ出ると日が直に当たっているような感覚。目を瞑ってもなお貫通してくる明るさに眩んでしまいそうだ。
『最初は何を？』
ut「ん？ああ、Aちゃんどんな服が似合うかなって想像するわ」
『似合うのがあれば…お二方がえらんでくれるなら何でも…』
os「めうぅ！？Aちゃん！何でもだなんて言っちゃダメ！……大先生も分かっとるやんな？」
ut「ﾋｪｯ…大丈夫です……」
os「じゃああそこのお店に入ってみるめぅ！」
指さされた先はとても高そうなお店。特別ゴージャスでセクシーでエレガンスではないけど、高そうなお店。こんな私が入っていいのだろうか。
ut「ん〜涼し〜」
とりあえず自動ドアが開いてるので先に行ってしまった鬱先生さんに続いて入ってみる。
os「ここ広いし3Fまであるから外出用の洋服はここで買っちゃお〜」
『…すごい』
きらきら。上の電気はシャンデリアだし床は光を反射してきれい。
館には適わないが、新鮮だ。
ut「Aちゃん。こっちこっち」
『今行きます』
オスマンさんは別の方をカゴを持って見に行ってしまった。
早速鬱先生さんの持っている服を見てみる。
黒いスカートに金色のボタンでとめられるベルト付き。ファスナーもある。
スカートのプリーツの内側には青色の生地。
ut「Aちゃんの黒髪に合うと思うねんけど…ええと、このスカートとな、これ！」
渡されたのは灰色のゆるいシャツとその上に着るであろう黒をベースにした青い装飾がされている肩まで開いた短い丈の服。
ut「Aちゃん肌白いからきっと黒とか青とかの寒色が映えると思って……どう？着てみて？」
近くの更衣室を指さされ、早速入って服を着替える。先程は気づかなかったが上の黒い服、袖がない。
スカートも履いてみるがかなり短い。
とりあえず着替えたので扉を開けて鬱先生さんを呼んだ。
ut「ん〜！いい感じ！あとで靴も見てこな…。あでもタイツとかニーハイとか履きたい？」
『任せます』
ut「いろんな服に使えるし、タイツとか3〜4枚くらい買っといて…あとニーハイもいくつか買っちゃおうか。じゃあ脱いでええよ！」
…私よりセンスがいいのではなかろうか。
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カル(プロフ) - 好きです！続き…楽しみにお待ちしております！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 109968551c (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます、嬉しいです(オタク特有の笑顔) (2019年10月13日 20時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ - とうふさんの作品が、尊いです。(真顔) (2019年9月24日 17時) (レス) id: f17e38f5ae (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます〜(逝去) (2019年9月9日 18時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - んは〜、めっちゃしゅき〜。尊い。もう好きすぎる(昇天) (2019年9月9日 0時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とうふ | 作成日時：2019年8月6日 11時
