お茶会 ページ14
庭先まで連れて行かれ、テーブルに着く。甘い匂いに思わず深く空気を吸い込んだ。
『……お茶会ですね』
os「お茶会はこれしかないめう」
tn「オスマンがいれる紅茶まじ美味いんだよなぁ」
os「エミさんのも美味しいめう！」
gr「エーミールがいれるのもまた飲んでみるといい。」
エーミールさん、というのは誰だろう。
tn「エーミールはロビーを右に進んでいくと図書館みたいなのあるからそこにおるで。優しい人やから本とか貸してくれると思う……」
os「あと、ここ左に行くとひとらんらんがいるめう！動物とか触らせてくれるめう」
…ここには何人いるのだろうか。
gr「まあ、後で昼ごはんの時にみんなで集まるだろうし、自己紹介でもしてもらおうか。」
『……手伝いましょうか、準備』
tn「お、手伝ってくれるんか？じゃあお茶会終わったら着いてきてくれん？」
『はい。』
os「はぁぁああ〜！健気で可愛いめう〜！」
gr「トン氏は料理が上手だから一緒に習うといいゾ！」
tn「ゆうてそれほどでもないんだよなぁ……あ。そういえばAさん、その鞄には何入ってるん？」
鞄とは恐らく、制服を入れてきただけのものだろう。
『制服ですね…』
gr「ほう……少しサイズを見てもいいか？」
はい？セクハラ？と思ったが服も用意してくれるのだからサイズ分かんないといけないのか。
tn「後で……っていっても昼ごはん食ってちょっと経ったら服買いに行ってな。あと必要なもの。……僕は恥ずかしいので行かないですけど」
os「私は行くめう！あと大先生？」
gr「まああいつは女の服とかも選ぶの好きだしな。A、くれぐれもセクハラされんようにな」
tn「もし変なことされたらすぐ僕に言うんやで。」
すす、と優雅に紅茶を飲んでいるが目は完全に殺意に満ち溢れている。私も一口カップを煽ると、ふわりと紅茶のいい香りが広がる。
『美味しい』
os「めう〜♡Aちゃんすき！」
ぎゅううと強く抱きつかれる。この人女のくせに力強くないか。
『ん？』
そういえば違和感。友人に抱きつかれるときと圧倒的に違う。柔らかさが。
os「めう？」
『オスマンさんって女性ですよね？』
os「……」
tn「っ……！？」
gr「！？！？」
トントンさんが紅茶を詰まらせたようで咳き込んだ。
os「男めう」
確かに背は高いけれど。声低いけど。まさか男性だとは。
『…すみません』
os「大丈夫めう。」
tn「…クッキーもらうわ」
サクッという音が無情にも静寂に響いた。
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カル(プロフ) - 好きです！続き…楽しみにお待ちしております！！ (2020年4月28日 18時) (
レス) id: 109968551c (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます、嬉しいです(オタク特有の笑顔) (2019年10月13日 20時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
アルカリ - とうふさんの作品が、尊いです。(真顔) (2019年9月24日 17時) (レス) id: f17e38f5ae (このIDを非表示/違反報告)
とうふ(プロフ) - ありがとうございます〜(逝去) (2019年9月9日 18時) (レス) id: e430844ced (このIDを非表示/違反報告)
歩くアスパラ - んは〜、めっちゃしゅき〜。尊い。もう好きすぎる(昇天) (2019年9月9日 0時) (レス) id: ec00883068 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とうふ | 作成日時：2019年8月6日 11時
