出逢い ページ6
『え、あの、えっと…』
急に声をかけられたので、戸惑ってしまい、まともに返事ができなかった。
そんな私の様子を見て彼は、
?「あぁ、すみません。急に声をかけてしまって。僕が通っている学院の制服でしたし、何か困ってそうでしたので。」
優しい声色で彼はそう言った。
『え、じゃ、じゃあ!貴方も虚空学院の生徒さんで?』
?「はい。」
びっくりした。まさか学院に着く前に生徒さんに出逢うなんて。
そうとなれば話は早い。学院まで案内してもらおう。
『あの、実は迷ってしまって。人が多くて駅員の方にも聞くに聞けないし…図々しいお願いなのはわかっています。ですが、学院まで案内して貰えませんか?』
本当に出逢ってそうそうなんて図々しいお願いだろう。
?「ええ、大丈夫ですよ。一緒に行きましょうか。」
『本当ですか!?ありがとうございます!すごく助かります!』
なんて優しい人なんだろう!
これで遅刻せずにすみそうだ。
転入初日に遅刻なんてたまったものじゃないもんね!
ここはお言葉に甘えよう!
けどやっぱり目のことは言えないな…
彼の口調掴めてなかったらすみません!
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式音 - 感想、是非お待ちしております。 (10月7日 17時) (レス) @page5 id: a84cc2fd91 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:式音 | 作成日時:2023年10月6日 22時