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一夜 ページ3

5月、なんて微妙な時期なんだろう。


私、月白宵はこの虚空学院に転入するのです。

私は生まれつき病弱で、目が見えにくく、当然学業にも支障をきたす訳で…
そこで、自分のペースで勉強ができる虚空学院にと母から勧められたのだ。
もちろん学院長さんにも、自分の現状を伝えた。
そうしたら快く受け入れてくださったのだ。

学院長「心配は要らないよ。
ここは君と同じような病気や不安を抱えた子たちがたくさんいる。
だけども、皆楽しく学院に通ってくれている。」

確か学院長さんはそうおっしゃってくださった。正直とても心強かった。

『私と同じような病気を抱えた子…』
(友達になれるかな?)




今日も変わらずぼやけて見える月の下、私は1人そんなことを思うのだった。

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作品ジャンル:恋愛
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式音 - 感想、是非お待ちしております。 (10月7日 17時) (レス) @page5 id: a84cc2fd91 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:式音 | 作成日時:2023年10月6日 22時

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