☆５６話☆ ページ19
貴女side
気が付くと、１人で真っ白な世界にいた
前も後ろも、右も左もわからない、ただただ真っ白な世界
歩こうとしてもうまく体が動かない
声を出したくてもまるで喉がなくなったみたいに声が出ない
少し目眩がして、目の前が真っ暗になったと思うと、どこかで見たことある景色が広がった
ここって、中学校の近くの公園…？
じっと見てると、見たことのある人と、他に３人くらいの女が出てきた
あれって、私…？………あれ、この光景、覚えてる？
貴「うっ…頭痛い……」
突然の頭痛を我慢して、その光景を見つめる
確かこれって、司兄が…
『アンタ、司君とどういう関係なのよ！』
『わ、たしは…ただの従妹……です』
『じゃあ、必要以上に近付かないで！』
貴「うぐっ…嫌だ……やめてよ…」
そうだ、確か私が中学生のとき、司兄と出掛けてるところを司兄が通う大学の人が見てて……
……呼び出されて、殴られたんだっけ
そのあとすぐに司兄が来てくれて、なんとか軽い傷で済んだけど
あのときの司兄、なんか怖かったなぁ
……あれ、この声誰だろう
聞いたことあるなぁ、少年みたいな甘いハイトーンボイス、女の人みたいな可愛い声、落ち着くゆったりとした声、そして−−
−−−大好きな司兄の声
貴「………ん」
歌「A！」
そ「気がついたか…！」
ま「よか、たぁ……！」
天「うっ、ふぇ……」
貴「な、んで…私……何故月翔さん泣いてるんですか…！？」
天「だ、ってぇ…！」
目が覚めると、４人が私の周りにいた
うん、なんで私入院服なの？なんで天月さん泣いてるの？
…泣き方可愛い……(女子力の差を見せつけられた瞬間)←
そ「大丈夫か？」
貴「あ、はい」
歌「もー、泣き止みなよ月翔君」
天「も、し目を覚まさなかったら、と思ってっ…！」
歌「はいはい、可愛いなぁ」
ま「司さんそれ、誤解招くけどいいの？」
わー、腐った女性が喜びそう←
皆さん、司兄はあざといだけですよ。決してアレではないです←
ていうか病室で騒いでもいいのか、見たところ１人部屋みたいだけど
可愛い発言に顔真っ赤で怒る天月さんと、そんな天月さんを宥める司兄、そんな２人を見て苦笑いするまふさんと呆れた目をするそらるさん
貴「ふふっ」
そ「…？どうしたの？」
貴「いえ……楽しいな、って思いまして」
そ「…！………そうだね」
こんな幸せがずっと続くように見守っててね、お父さん、お母さん
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月夜(プロフ) - Liarさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！そうなんですよ、もう引退したんですけどねwまさか読んでくださってる人の中にやってる人がいたとは…！wもしまだ続けてらっしゃるのなら頑張ってくださいね！ (2017年3月27日 15時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
Liar - 月夜さんの作品すっごく面白いです！！これからも更新頑張ってください！！ それと、月夜さんってソフトやってるんですか！？僕もソフトやってるので気になってしまって･･･笑 (2017年3月27日 13時) (レス) id: c0c993b98b (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - くぅさん» ありがとうございます！この作品を好きと言ってくれることが何より嬉しいです(＾ω＾)是非他の作h((この先の展開を楽しみにしててください！(自らハードルを上げる) (2015年8月27日 21時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - この小説大好きです！ (2015年8月27日 18時) (レス) id: e9c3462811 (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます！やばいすっごく嬉しい僕も月夜さんのことすっごい応援してます！((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*))))) (2015年8月17日 2時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2015年8月15日 21時
