☆５４話☆ ページ15
歌詞太郎side
天「グループどうする？今まで通りでいいかな」
歌「うん、でも今回は未成年もいるから上手く分けないと」
天「じゃあ保護者代わりも決めなきゃね」
天月君の家で夏合宿の打ち合わせをしてます！
毎年参加人数多いからね、グループに分けないと大変なんだよね
天「そういや歌詞太郎さん」
歌「何？ていうか２人のときは司でいいって」
天「じゃあ司さん、Aちゃんは大丈夫なの？」
歌「うん、大丈夫。だって一番近くで見てきた僕だよ？僕が大丈夫っていうから大丈夫」
天「…何その自信、ムカつく」
そう言いながら笑う天月君、本当若いのにしっかりしてるなぁ
まあAに言ったら『司兄もちゃんとして！』って怒るんだろうな
にしてもどうしたんだろう、急にそんなこと聞くなんて
歌「どうかしたの？」
天「別に、気になっただけ」
歌「……なんか変だよ」
天「なんにもねぇって」
歌「…月翔」
声を低くして名前を呼ぶと、ビクッとしてこちらを向いた
ちょっと怖がらせちゃったかな…
謝ろうとして口を開くと
天「……あのね、嫌な予感がするんだ」
歌「嫌な予感…？」
天「Aちゃんに、何か起こる気がする。でも確信がないし……」
天月君が不安そうに言う理由…それは、天月君の嫌な予感はよく当たるからだ
絶対当たるわけではない、でもよく当たるのだ
当たってほしくないけど……
歌「…大丈夫だよ、何かあったとしても僕らがいる。だから、そんな不安そうな顔しないで」
天「……うん」
天月君に対して言った言葉、自分に向けて言ってるような気がした
Aに、何もなければいいんだけど……
そんなことを思っていると、電話が掛かってきた
誰だろう…非通知？
歌「もしもし」
『ねえねえ、司君。君の大事な従妹ちゃん、今頃苦しんでるんじゃないかな？』
歌「は……？誰だよ、お前」
『酷いなぁ、忘れるなんて。君の彼女だよ？』
歌「ざけんなっ…！」
勢いで通話を切り、急いで靴を履いて天月君の家を出て、全力で走って家に向かう
ああ、天月君に謝っておかないとなぁ。今度何か奢ろう
それよりも、まずはAの無事を確かめなきゃ…！
歌「頼むっ…出てくれ…！」
『お掛けになった電話は……』
歌「くそ……！」
家に着き急いでリビングに行くと、Aがうつ伏せになって倒れていた
一瞬で血の気が引いていった
歌「Aっ…！目を、覚まして…！」
もう、君の辛い顔を見たくないんだ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 124人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「歌い手」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
月夜(プロフ) - Liarさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！そうなんですよ、もう引退したんですけどねwまさか読んでくださってる人の中にやってる人がいたとは…！wもしまだ続けてらっしゃるのなら頑張ってくださいね！ (2017年3月27日 15時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
Liar - 月夜さんの作品すっごく面白いです！！これからも更新頑張ってください！！ それと、月夜さんってソフトやってるんですか！？僕もソフトやってるので気になってしまって･･･笑 (2017年3月27日 13時) (レス) id: c0c993b98b (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - くぅさん» ありがとうございます！この作品を好きと言ってくれることが何より嬉しいです(＾ω＾)是非他の作h((この先の展開を楽しみにしててください！(自らハードルを上げる) (2015年8月27日 21時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
くぅ - この小説大好きです！ (2015年8月27日 18時) (レス) id: e9c3462811 (このIDを非表示/違反報告)
氷麗,猫耳(プロフ) - 月夜さん» ありがとうございます！やばいすっごく嬉しい僕も月夜さんのことすっごい応援してます！((((((*'ω'*≡*'ω'*≡*'ω'*))))) (2015年8月17日 2時) (レス) id: 8b1c2f1f5e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：月夜 | 作成日時：2015年8月15日 21時
