☆３６話☆ ページ42
灯油side
妹の優が、友達である鹿乃ともう１人でカラオケに行くと言ってきたから誰かと聞いたら、あの(人1)だとは思わなかった
思わず行きたいと言ってしまったが、優達もあんまり悪い顔はしなかったから、まあよかったのだろう
…まさか、優と同じ高３とは思わなかったが
今はそれよりも、目の前にいてる歌い手としても仲の良い、りぶと話をしなければ
アイツが、歌詞太郎を司兄と呼ぶのはよくわかる、従兄弟らしいからな
ただ…りぶは何と言うか……気に食わない、いくら幼馴染みといえど
アイツがりぶを見て泣いたとき、俺が守らなきゃという気持ちと、何故か胸がズキズキした
これが何を表してるのかわかんねぇけど、りぶとはちゃんと話をしないダメな気がした
り「それで、話って？」
灯「お前、アイツのこと好きなのか？」
り「…？うん、幼馴染みとしても、女の子としても」
灯「っ……」
まただ、胸が痛い
でも、不思議と心地良い甘い痛さだ
……なんなんだよ、これ
り「…ま、悠さんが気付くまで俺は手は出さないから。まぁ気付いちゃったら……本気出すけどね」
灯「ハ…？何がだよ」
り「ハァ……本当悠さんって自分のことは鈍感だよね」
灯「うるせぇ。鈴はさ、好きなのか？アイツ」
ゆ「僕ですか？まぁ……友達として、なら好きですよ」
り「鈴は乃愛ちゃんが好きなのかな？」
ゆ「いや、乃愛は友達ですから。勿論優も」
好き、か……
もし、この痛さが好きだって気持ちだったら…俺はアイツが好きだってことなのか？
そう思った瞬間、顔に熱が集まってくるのがわかった
ゆ「悠斗さん顔真っ赤です」
り「赤面悠さん撮れた」←
ゆ「ください」←
り「いいよ」←
灯「やめろお前ら！//」
ちゃんと、この気持ちと向き合わないとな……
--------
貴女side
優「あ、おかえりー……２人共」
貴「あれ、理は？」
灯「用事があるんだってよ、そのまま帰った。…そうだ、アイツから預かってたんだ、ほら」
貴「えっ、これ…？」
ゆ「りぶさんの電話番号だよ」
鹿「よかったね〜これで連絡取れるよ」
貴「そう…だね」
ひたすら３人で歌い続けて、喉が潰れるんじゃないかというほど歌ったので少し休憩してると、２人が帰ってきた。……理は帰ったのか
もう少し話したかったけど、仕方ないかぁ…
灯「じゃあそろそろ帰るかー。送っていくから優、鍵渡しとくから先に乗っとけ」
優「はいはーい」
楽しかったなぁ…
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月夜(プロフ) - nanaさん» コメントありがとうございます。はい、頑張らせて頂きます！ (2016年7月26日 19時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
nana - 前作から読んでました!! 今回もすごくいい作品だと思います!! これからも応援してます!頑張ってください! (2016年7月26日 19時) (レス) id: 3909bfdc84 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - ののかさん» コメントありがとうございます。返事が遅くなり申し訳ありません。そうですよ、少し色々ありまして、「眼帯少女は男性恐怖症らしいです」から、このように変更させてもらいました。パクりなどではないのでご安心ください。 (2016年5月28日 18時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
ののか - 「眼帯少女は男性恐怖作症らしい」作った人の小説？すっごい似てるような… (2016年5月27日 19時) (レス) id: e9c3462811 (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - 紅葉さん» コメントありがとうございます。事情が事情なので自分勝手なのですが、変えさせてもらいました。でもこれからも見ていただけると嬉しいです。 (2016年5月1日 21時) (レス) id: 5e57509f4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2015年6月17日 0時
