☆１２７話☆ ページ10
歌「それじゃあ天月君に失礼のないようにね」
貴「わかってるよ、仕事頑張って」
歌「うん、それじゃ」
窓を閉めて、仕事に向かっていった司兄を見送ったあと、ゆっくりと校内に入っていく
今日だけとはいえ……仮にも相手はあの天月さんだぞ、私ファンの人達に殺されんじゃねぇか←
ボーッとそんなことを考えながら歩いていると、後ろからとんでもない勢いで突進された
優「おっはよー！Aちゃん！もう大丈夫？」
貴「お、おはよ……大丈夫だけど突進はヤメテ……」
鹿「もう、優ちゃんったら……おはよう、Aちゃん」
貴「いるなら止めてほしかったなのあちん。おはよう」
体調を崩した翌日とは思えない程いつの通りに２人との出会いを済ます
一応私病み上がりなんだけどな、労ってほしいな←
貴「……あれ、ゆうちん寝不足？」
優「えっ？ああー……うん、ちょっとだけ？」
貴「…ふーん、気を付けてね。私みたいに体調崩さないように」
優「当たり前でしょ！」
『今日は体育だー！』なんて叫びながら先に歩いていくゆうちんを、２人で後ろから眺める
……何かおかしい、いつもと違う………家で何かあったのかな
ゆうちんの家は『四季呉服』という全国に４つある呉服屋の東京店、『四季呉服・葉月』の娘である
このご時世に呉服屋というのは珍しいけど、かなり有名で今でもテレビや雑誌で取り上げられる程だ
鹿「…昨日ね、電話掛かってきたの」
貴「え？」
鹿「どうしよう、私まだまだやりたいことあるのに、卒業したら継がなきゃいけないなんて嫌だよ。……って、声も掠れ気味だった」
貴「……"女性が跡を継ぐべし"っていう家系だから灯油さんは跡取りじゃなくなるもんね。そうなれば必然的にゆうちんか…」
鹿「どうにかしてあげたいけど、こればっかりはその家の事情があるからさ…」
眉を下げて左手の人差し指で髪を弄るのあちん
彼女が本気で悩んでいるときの癖が出るほどだった
…夏休みが終わった今、私達は将来を決めなければならない
進学校だから基本的にはこのまま大学にいけるけど、事情によっては就職にも就ける
……私達はきっとこのまま大学にいくけど、ゆうちんはどうなるんだろう。一緒に大学にいけたらいいんだけどな
鹿「…あっ、後５分でチャイム鳴っちゃう！」
貴「嘘っ、今日１時間目体育だから着替えなきゃ！」
鹿「……このこと、優ちゃんには言わないであげて」
貴「…わかってるよ」
今回ばかりは、本気だ
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
