☆１２６話☆ ページ9
貴女side
貴「ん……ん？」
目を開けると、今日何度目になるかわからない天井を１０秒程ボーッと眺めていると、腰の辺りに違和感を感じて視線を移すと
歌「スー……スー……」
貴「えっ、司兄…？」
床に座りながら長い腕を伸ばして眠る司兄の姿が目に入った
凄い寝てる……司兄がこんな寝ることあったんだ
…私は最近、司兄がわからない時がある
時々、司兄なのに司兄じゃない気がして気持ち悪い時があるのだ
……まあ、きっと私の思い違いに過ぎないだろうけど
貴「…どうしよう、目覚めちゃったな。寝れないや」
時計を見ると夜の２時過ぎだった
汗気持ち悪いけど、こんな時間にお風呂入れないなぁ……
もういいや、と諦めて起こしていた上半身をもう一度ベッドの上に落として司兄が起きないことを確認してから携帯を眺める
某緑のコミュニケーションアプリを見ると、生徒会の皆や、歌い手の皆さんから大量に『大丈夫？生きてる？』と届いていたので多少のイラつきを覚えつつ、ひたすらコピペを繰り返した←
ふと視線を部屋に飾ってある家族写真に移すと、笑顔で写っている私の両親と幼い私がいた
当然ながらその頃はまだ眼帯は着けていなかった
貴「………人の心って、わからないよ。お母さん」
眠っている司兄を起こさないように、ボソリと呟くと、静かな部屋に少しだけ響き渡った
……ダメだダメだ、この小説にシリアスは似合わない←
貴「……明日は学校で質問攻めされるなー…」
私の小さな呟きは、静かな部屋の中で溶けていった
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歌「A、本当に大丈夫？今日まで休んでも……」
貴「平気だよ、熱も下がったしマスクするし」
歌「無理しないでねー……。じゃあ送っていくよ」
貴「ありがとう」
結局あのあと私はグッスリと眠り、７時頃に目が覚めた
司兄は心配性なんだよな、そんなに心配しなくても大丈夫なのに
歌「A今日生徒会？」
貴「うんそうだけど。何かあったっけ？」
歌「いや、実はさ、急遽仕事が入っちゃって……今日家に帰れないんだよ。父さんも母さんも今日からしばらく仕事だし…」
申し訳なさそうに言う司兄
マジか、じゃあゆうちんかのあちんに………ダメだ
貴「じゃあ今日は１人か……」
歌「ダメ、危ないでしょ。天月君に頼んでおいたから」
貴「……えっ、天月さんに！？」
歌「だってあの２人はダメでしょ？年頃の男子に預けるのも怖いし…女性群はもっと恐い」←
ちょっと待ってツッコミ所多すぎ←
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
