☆１５２話☆ ページ39
「そう、だったの……？じゃあ、貴方達が今、そうなっているのは、私達のせい…？」
優「……今更？そうだよ、私達は寂しかった。だから探したの。自分達の居場所を」
灯「そして見つけた俺達の居場所は、ニコニコ動画だった。最初は寂しさを紛らわせる為の場所だった。……けどいつしか、手放したくても手放せない場所になっていた」
「…もう、いいんじゃないか、認めてやっても。俺達が見れなかった分、コイツらは成長しているんだ。それが、俺達に出来る唯一の罪滅ぼしだろ」
ずっと黙っていたお父さんが、静かにそう言った
……昔はもっと、よく喋ってよく笑う人だったのになぁ
「俺達がもっと、見ていてやれば済んた話だったんだ。だけど俺達は伝統だの、先祖だのに縛られて、見てやらなかった。……親として、子供達にしてはならないことをしたんだ。だったら今度は親として、子供の願いを聞いてやるべきじゃないのか」
「貴方……そうね……優」
優「……何？」
ずっと顰め面だったお母さんが、涙を流しながら私に向き合って笑顔で口を開いた
「……優のお願い、聞くわ。優のしたいようにしなさい。先祖様達には申し訳ないけれど……親なら、子供のしたいことを尊重してあげるべきですものね。……全く、後悔先に立たずとはよく言ったものね」
「ちょっとお待ちなさい！貴女までそんなことっ……！」
「…お母さん、私は今まで見てあげなかった分、優のお願いを聞いてあげたいの。確かに大事よ、ご先祖様達に申し訳ないと思っているわ。でもね、私だって親なの。今までの分、せめて……」
「っ………勝手になさい」
悔しそうに顔を歪ませ、部屋を出ていったお婆ちゃん
…これ、は、認めてもらった……の？
「…優、後悔しないようにしなさいよ」
「今まで悪かったな。…優、悠斗」
優「ありがとっ……お父さん、お母さん……！」
灯「…よかったな、優」
優「兄っ、さんも、ありがと、う……！」
泣きじゃくる私を慰めてくれる兄さんが頭を撫でて、お父さんとお母さんは笑ってくれていた
……そうだ
優「Aちゃん……」
貴「……よかったね、ゆうちん」
優「うんっ…ありがとう、Aちゃん」
振り返ると、ニコッと私の大好きな笑顔で笑うAちゃん
私がちゃんと踏み出す為の勇気をくれたのは、他でもないAちゃんだ
だから今度は
優「…私が、救うからね」
貴女の中に眠る、本当のAちゃんを
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
