☆１４３話☆ ページ30
貴女side
〜♪〜♪
貴「……んぅ…」
目覚ましに設定している月翔さんの『金曜日のおはよう』を止めて二度寝しそうになるが体を無理矢理起こす
……昨日、月翔さんの抱える闇を聞いた
正直私なんかが聞いていいのかって思ったけど、結果的によかったのかなとは思う
………まあ、話を聞くぐらいなら簡単だし、それで楽になってくれるならお安い御用ってものだろう
…私はきっと、話さないけど。それに、司兄だって話さないんだ、私が話す必要はきっと……いや、絶対ない。等価交換だとかギブアンドテイクだとかは知らない
貴「……朝から何考えてるんだろ、私。…着替えよ」
制服に着替えて軽く髪を整えて下に降りると、リビングからふんわりと卵のいい匂いがしてきた
貴「お、はようございます…」
天「あ、おはよっ！よく眠れた？」
貴「は、はい……あの、朝ごはん…」
天「ああ、せっかくだし張り切っちゃったんだけど……迷惑だったかな？」
貴「い、いえ！全然そんなことないです！」
……なんか、うん、なんて言うかさ、その……
貴「…何か幼くなりましたね、月翔さん」
天「そ？だって２人のときは気を遣わないでいいんでしょ？」
貴「……ふふっ、何か可愛いですね」
そう言って笑うと、少し顔を赤くして『早く食べなさい、学校遅れるよ』と言った
なんだ、ちゃんといい笑顔じゃないか
『アンタとは大違いね』
貴「っ……！？」
天「ど、どうしたの？Aちゃん」
貴「……あ、いえ…少し耳鳴りがしてびっくりしちゃって。でももう大丈夫です！」
何で、聞こえなくなってたのに。もう聞こえることはないと思っていたのに。何で今になって
二度と聞きたくない、あの頃の私の声なんて
『アンタが縛られていれば、私はアンタの中に存在できる。……アンタのお人好しな性格は、長所であって短所でもある。アンタが人を救えば救うほど、アンタは暗闇に囚われる。………貴女を助けてくれる人は現れるのかしらね』
黙れ、黙れ黙れ黙れ黙れ
貴「ごちそうさまでした！あの、荷物は…」
天「ああ、司さんが帰りにこっち寄るらしいからそのときに渡すよ」
『お前が現れなければ言わないで済んだのに』
貴「………えっ…」
天「え？どうしたの？」
貴「あ、いえ、何でもないです。それじゃあ私そろそろ行きますね！２日間お世話になりました！」
精一杯笑顔を作って悟られないようにする
きっといつか話さないといけない
だけど…まだ
『臆病な娘』
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
