☆１４２話☆ ページ29
貴「…凄いです。私には出来ませんよ、そんなこと。私ならきっと、耐えられないです。それを月翔さんは今まで耐えてきたんです。本当に凄いことですよ。よく、頑張りましたね」
しっかりと目を見て言ってくるAちゃん
もう、ダメだよ。これ以上好きにならせないで
バクバクと早く脈を打つ胸に、熱くなった頬
……違う、これは泣いたから。あのときの話をしたからであって
自分にそう言い聞かせていると、危ない人に見えたのかAちゃんが下から顔を覗き込んできていた
貴「大、丈夫ですか…？」
天「だ、だだだ大丈夫！大丈夫だからっ、その……！」
ダメだ、意識し過ぎだ僕。もちつけ……違う落ち着け
天「あーっと、……話、聞いてくれてありがとう」
貴「いえいえ、私でよかったらいつでもなんでも聞きますよ！」
そう言ってニコッと笑うAちゃん
……ダメだな、完全に落ちちゃったよ。相手はまだ純粋無垢な女子高生なのに
天「…じゃあ俺、お風呂入ってくるから寝てていいよ。明日学校だし」
貴「あ、はい！……月翔さん」
天「ん？」
貴「……別に、無理にとは言いませんけど…私と２人のときぐらいは、無理しないでいいですよ？………おやすみなさい！」
そう言ってタタタっと走って２階に上がっていったAちゃん
………あーもう、
天「大人を落とすの止めてよね…あーあっつい！」
熱くなった頬を必死に扇ぎながら浴室に向かった
……諦めようって思ったけど、無理だ
何がなんでも
天「……俺のモノにしたいなぁ」
なんて、らしくもなくニヤついてみたり
天「………あんな俺だけじゃなくて、こんな僕ですら受け入れてくれるなんて…やっぱり似てるよ、司さんと」
浴室の中で１人喋っているからか、声が反響して誰かに話しかけているようだ
……ねぇ、Aちゃん。君の本当の強さは何？本当の弱さは何？僕にも君の支えにならしてよ
話をしていたときのAちゃんの顔を思い出しながらそんなことを考えて、だけどやっぱり
天「……"似た者同士"なんだね、司さんとAちゃんは。過去に縛られ、逃れられずに、ただただ深く暗い海の底に堕ちて行く。表向きは明るい伊東歌詞太郎と(人1)だけど、本当の顔は酷く醜く哀れで可哀想な伊東司と伊東A……ってね」
僕を、俺を救ってくれた君なら賭けてみてもいいかもしれない
……いや、君だからこそ賭けてみたい
天「天野月翔を救ったのと同じようにあと８人、救ってくれよ」
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
