☆１３９話☆ ページ26
貴「手術すればいいんですけど…やっぱり怖いですし」
天「…そっか……」
貴「まあ、この眼帯が私の特徴の１つでもありますし」
ニコッと笑うAちゃん
強いなぁ、この娘は。自分とは大違いだ
天「………の？」
貴「えっ？」
天「…何で君は、そんなに笑っていられるの？」
自分とは違い過ぎて、嫌になってしまう
ｰｰｰｰｰ
貴女said
天「何で君は、そんなに笑っていられるの？」
私の目を真っ直ぐ、だけど虚ろな目で見つめる天月さん
急にどうしたんだろう…
オドオドしていると、そのまま淡々と話続ける天月さん
天「君は右目が見えないんだよ？"普通"じゃないんだよ？それなのに、何で君はそんなにニコニコ笑っていられるの？」
貴「……それは、楽しいからです」
天「…楽しい？」
貴「はい、例えばゆうちん、のあちん、鈴君、成君達といる時間。司兄、伯父さん、伯母さんといる時間。他にも歌い手の(人1)としての時間とかも。楽しいから笑っていられるんです。もちろん月翔さんと過ごす時間も」
天「…だとしても、普通はそんなに笑っていられないよ」
貴「私は別に、普通じゃなくてもいいですよ？」
天「僕は、落ちこぼれな分、精一杯、努力して、普通より、優れた人に………」
貴「……月翔さんにとって、"普通"ってなんですか？」
天「…え？」
貴「私は、普通より優れた人にも、劣った人にもなりたくはないなぁって、思ってます。でも、"普通"って人によって違うと思うんです。私は片目が見えない"普通じゃない人"だから、"普通"である為に、人並み以上に勉強して、人並み以上に努力して、そうして今の私を作り上げたんです。……まあ、人見知りなんで慣れるまでは大変ですけど」
そう言って天月さんの顔を見据えて、天月さんの、月翔さんの心に届くようにはっきりとこう言った
貴「"普通"であることよりも、"普通より優れた人"であることよりも、"精一杯の努力を自分で認められる人"の方が、きっと何よりも凄いことなんだと、…私は思います」
天「…努力を、認められる人……」
ぽそりと呟いたと思うと、涙を溢し始めた天月さん
…私には、この人に何があったのかは知らないし、よっぽどのことがない限り知ることもないだろうけど、私は彼の声に救われた人でもあるから、今度は私が救う番だ
天「僕…僕、は……母さんの、期待に、応えたかったんだ……」
ぽつぽつと消えそうな声で話始めた天月さんは小さな子供のようだった
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月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» そんな…面白いんだなんて最高に嬉しい褒め言葉ですよ…(´∩ω∩`*)これからもリピートしちゃう程面白いと思っていただける作品を書いていきたいです(＾ω＾) (2017年3月28日 3時) (
レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 月夜さんの作品は面白いのでリピートして読めちゃいますもんw (((´∀｀*)あは (2017年3月27日 20時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» ありがとうございます！そう言っていただけて凄く嬉しいです！確かにハマったものは最後まで読みたいですよねwそんな作品と思っていただけて嬉しいです！ (2017年3月25日 20時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
いちか(Tomotomo)(プロフ) - 月夜さん» 更新まってますね！！.｡ﾟ+.(*''*)ﾟ+.ﾟ 飽きないので大丈夫です！！ww ハマると最後まで読み続けたいですからww (2017年3月25日 17時) (レス) id: 58bf074e1a (このIDを非表示/違反報告)
月夜(プロフ) - いちか(Tomotomo)さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけると作者もやったー！！ってなりますw ありがとうございます！無事合格出来ました！ 皆さんに飽きられないようなペースで更新していきたいです(＾ω＾) (2017年3月24日 18時) (レス) id: 908af49495 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月夜 | 作成日時：2016年1月29日 20時
