この感情は？(Green×Pink) ページ9
きょもは優しくて頼りになり、時には喧嘩なんかもしてお兄ちゃん的な存在だと...そう思っていた。
けれどいつからだろう。わからない別の感情を持ち始めたのは。
それはきょもが体調不良になった時の事だった。
その日は、俺ときょもの2人で仕事をしていた。
きょもの息が若干荒いような気がするかも？と疑問を抱いていたけれども、彼の様子を見て大丈夫なのかなと思い少し気にかけながらも仕事をこなした。
そして、仕事は何事もなく無事に終わった。
「きょも、大丈夫...?」
楽屋に戻ってきて、俺はすぐにきょもに話しかけた。
「ああ、大丈夫だよ、」
って言う顔は心無しか赤くなっている気がした。
俺は咄嗟にきょものおでこに触れた。とても熱かった。自分のおでこにも触れてみた。きょものおでこの方が数倍熱かったような気がした。
「なに...?」
と俺を見つめてくるきょも。
「きょも熱あると思うから俺が送っていくよ。」
「え、いや、悪いよ。」
と無理して笑いながら言ってくるきょも。
俺はその言葉を無視して、きょもの腕を掴んで
「行くよ。」
と歩き始めた。
きょもはこれ以上抵抗することもなく俺に手を引かれるまま歩き始めた。
「着いた、もう大丈夫？」
俺がそう言うときょもは不安そうな顔をしていた。
「どうしたの？」
「今日、家に誰もいないからすごく不安で...」
そう言うきょもを見て俺は1人にしたくないと思ってしまった。
「それなら、今日1日俺もいる。」
「でも、慎太郎に悪いよ...」
「ううん、少しでもきょもの役に立ちたいから...!」
「ありがとう」
そう言って笑うきょも。俺は何故か守りたいって気持ちになった。
「ここまで来て貰って本当にごめんね」
きょもをベットに寝かせ、冷えピタを貼ってあげた。
そこできょもは申し訳なさそうにするから
「いやいや、全然平気！」
俺は笑顔で答えた。本当に全然平気だし、むしろ一緒にいたいし。
「ありがとう、慎太郎は優しいね。」
微笑むきょもの顔にドキッとした。
この感情は一体...?
そうこうしているうちにきょもは眠ってしまった。
その寝顔を見つめてると更にドキドキしてきたし守りたいって思った。
この感情は一体...?いつかわかる時がくるのだろうか？
...とりあえずおかゆでも作っておこうかな。
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ゆきんこっぺ(プロフ) - トマト！さん» 夜分遅くにすみません。リクエストして頂いた作品なのですが、出来上がったもののR18フラグが立ってしまい新しく『滲んで、溶ける』という方で作らせて頂きました(>_<)そちらを見て頂けると嬉しいです...! (2021年8月13日 0時) (
レス) id: 109fbc533d (このIDを非表示/違反報告)
トマト！ - こんにちは！！もし良ければ、どのcpでもいいので結構濃い裏を書いて欲しいです、、！ (2021年8月8日 2時) (レス) id: 810e0e885e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこっぺ | 作成日時：2021年7月21日 18時
