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それから数日が経ったある日の事だ。
私達は新しい服を買おうと少し離れたお店に来ていた。
無事お目当ての物が買えて帰ろうと歩いていた時ポツポツと雨が降り始め、次第に大雨になっていった。
「はぁ...凄い雨だね。」
「うん、せっかくのお洋服が...というよりどうやって帰ろうか...?」
「あ、それなら走っていけば俺の家すぐ着くから一旦雨宿りしていかない...?」
しょんぼりとした私を見て北斗はそう提案した。
北斗の家...そう考えただけで何故だか心臓が音を立て始めた。
「京本...?」
「ああ、そうだね、北斗が良ければ雨宿りさせて欲しいです...」
私がそう言うとフッと笑って
「うん、じゃあ行こう。」
と言った。
「お邪魔します。」
小さな声で挨拶をして家の中に入った。白をベースとしたシンプルで綺麗な部屋だった。
「京本、お風呂先いいよ。」
「え、でも」
「お客さんなんだからどうぞ。」
後ろから押されながらお風呂場に連れていかれた。
「着替えは用意しておくね。...俺のだけど、許してね。」
「全然...!本当に何から何までありがとう...」
「いえいえ、じゃあ着替え持って来ておくからごゆっくりどうぞ。」
ちゃぷんと湯船に浸かった。北斗も寒いはずなのにお客さんだからって譲ってくれた。
彼は本当に優しいな。なんだか彼の事を思うと胸が締め付けられるような感覚がする。
...でも北斗は私の本当の姿を知ったらどう思うのだろう、って不安は今は考えないでおこう。
サッとお風呂から出て彼の用意してくれている服を着た。彼の匂いがしてまた心臓がドキドキと音を立てた。
「おまたせ...!」
ベットの傍に座っている北斗に声をかけた。
「お疲れ様、服大丈夫？」
「うん、ピッタリだよ！」
「良かった、じゃあ俺行ってくるからベットの上で寛いでていいよ。」
「了解。」
それから北斗はサッとお風呂場に向かった。
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ゆきんこっぺ(プロフ) - トマト！さん» 夜分遅くにすみません。リクエストして頂いた作品なのですが、出来上がったもののR18フラグが立ってしまい新しく『滲んで、溶ける』という方で作らせて頂きました(>_<)そちらを見て頂けると嬉しいです...! (2021年8月13日 0時) (
レス) id: 109fbc533d (このIDを非表示/違反報告)
トマト！ - こんにちは！！もし良ければ、どのcpでもいいので結構濃い裏を書いて欲しいです、、！ (2021年8月8日 2時) (レス) id: 810e0e885e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこっぺ | 作成日時：2021年7月21日 18時
