【ログ・ホライズン】戦巫女は今日も大忙しなのです

記録32 ページ8

貴女said

話し合いが終わりすぐにセルジアット国王とエレイン姫が待っている広間へと向かった。

ｺﾝｺﾝ(ドアを叩く)

貴女「食事会の招待を受け参上した円卓会議所属のAでございます。」

？「お入り下さい。」


中から返事がありドアを開けて入ると既にセルジアット国王とエレイン姫が席について警戒心がないのか微笑んで席の方に座っていた。


エレイン「お掛けください」

貴女「失礼します」

セルジ「昨日の今日ですまないな。」

貴女「いえ、招待をしていただき誠にありがとうございます。」

エレイン「そんなに、堅くならないで下さい！私達は交友と今後の大地人と冒険者との関係についてを軽く話したいのです。」


エレインが少し悲しげな顔をして言っていたので私は肩肘張らずに自然な笑みを溢し頷いた。

するとエレインの隣で少しため息をついて…


セルジ「エレインそれだけではないのだろう」

エレイン「…バレましたか、お祖父様」

貴女「？…それだけではない、とは」

首をかしげて再度質問をすると…

急に顔を赤くして勇気を振り絞るようにエレインは話始めた。

エレイン「私は…その、初めて会ってから貴女の事が忘れられず…そしてどうしようもなくA様と仲良く…お友達になりたいのです！」

この時私の頭にはシロエ先輩の言葉が浮かんだ


＿“大地人も僕達と同じように心をもっている”

本当にそうなんだなと私は今実感する。

そして私自身も友達になりたいと気付く。

心の何処かで気になっていた…

人種が違うから友達になれないと諦めていた。

でも、それを言ったら皆が皆同じではないとも思う。

小さい頃によく読んだ詩はこの事を言っているのかな…









＿＿＿＿みんな違って…みんないい。

金子みすゞ『私と小鳥と鈴と』より

貴女said end

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