記録33 ページ8
エレインsaid
貴女「私とエレイン姫様とでは身分があまりにも違います。 」
エレイン「っ…………」
分かっていましたのに、どうしてこんなに胸が張り裂けそうなほど辛いのでしょう。
泣かないように耐えている私に対し次の瞬間…
耳を疑うような言葉をA様が口にした。
貴女「___ですが、身分の違っていても私はエレイン姫様とご友……お友達になりたいです」
エレイン「ホン ト に?」
貴女「はい!」
私を見るA様の瞳からは真実を言っているように感じられる。
その時私は嬉しすぎて 嬉しすぎて涙が溢れてしまう。
いつぶりに泣いたのでしょう…
その光景をお祖父様は安心した様子で私達を見られていた。
エレインsaid end
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貴女said
エレイン姫様が泣き止んだ所で私にタメ口と呼び捨てをお願いされた。
確かに友人に敬語などを使うのは可笑しいと自分でも思った。
そして私はあることに気付く。
セルジアット公を無視してエ、エレインと話していたことである。
その事に気づきセルジアット公に謝罪をしようと思った時
セルジ「孫と友人になってくれて本当にありがとう。そして君が謝罪する必要はない、今からまた話せばいいのだからな」
国王は何でもお見通しのように微笑んで言う。
私とエレインは気持ちを切り替え話を始めた。
セルジ「まず、私から聞こう。単刀直入に言う、君達冒険者は今後我々大地人とどのような関係を築きたいのかね?」
貴女「………これは、“ あくまで ”私個人の考えです。よろしいですか?」
セルジ「うむ」
私はさっきのエレインとのやり取りやアキバにいる大地人達と接し話し合えば人種が違えど協力関係を築けると思う。
しかし中にはその協力関係を壊し利益を得ようとする輩や不満を持つ者も必ず現れる。
_________でも!
貴女「私は人種を越え協力関係を築けると信じております!」
私は簡潔に思っていることを言う。
私の目の前では微笑むエレインの姿と真剣な顔がだんだんと穏やかな顔になるセルジアット公の姿を目にした。
貴女said end
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