月島の双子の姉は…

3日目 ページ39

〜試合シーンはとばそうと思います〜



今日も日向の調子は悪かった。あっという間に帰る時間が来た。


木「次は来週のプラチナウィークだな！」


え、何それ。プラチナウィークって何？

赤「来週は祝日がたくさんあるから木兎さんがプラチナウィークって呼びだしただけだから知らなくて大丈夫だよ」


そういう事。

貴「じゃ、また来週ですね」

木「そー！また自主練付き合えよ！」


貴「…はい。では、失礼します」

赤「またね」



黒「木兎たちと随分仲良くなったみてぇじゃあないの」

黒尾さんが澤村さんと話してる途中で声かけてきた。

貴「澤村さんと話してるんですから、私に声かけないでください。」


澤「あはは……とにかく、また来週な」

黒「おうよ。少しでも強くなってる事期待してるぜ、じゃあな」



また、来週ここに来るんだ…。

私も何か変わらないとな…






バスの中は静かだった。ほとんど全員が寝てるんだろう。

日「なぁ、A」

貴「何」

日「俺、どうすればいいんだろ…」


貴「…知らない。自分の事は自分で決めなよ…」

日「……」

貴「まずは影山と話してみればいいじゃん」



日向は静かに頷いた。こんなに静かな日向は初めて見た。

嵐の前の静けさって感じ。何にもないといいけど……




バスを降り、解散した後私は烏養コーチと話してた。

烏「お前はどう思う。日向の意見は」


貴「私は日向と同じ意見ですよ。っていうか私は自分でボールの打ち分けしてるんで。でも、日向は技術がないからって影山が言ってた時少し納得しました」


烏「日向は変わらないほうがいいって事か？」


貴「逆です。変わらないとダメですよ。これが烏野が変わるラストチャンスですよ。烏養コーチも、できるだけの事をして下さい。

お願いします」


烏養コーチは深く頷いて帰って行った。

私も帰ろうかな…


谷「Aーー！びなだどがげやばが！」

仁花が大泣きしながら私の腕を掴んだ。
日向と影山って言ったの？

貴「二人がどうしたの？」

谷「けぇ…喧嘩っ！」


なんなのあのバカたち！急いで体育館に向かうと日向と影山が取っ組み合ってた。

貴「仁花は誰でもいいから男呼んできて！早く！」


来るまで悪化させないようにしないと……！

貴「やめろあんたら！」

とにかく日向と影山を離さなきゃ！
必死で二人の間に入っていた。

田「やめろお前ら！」

田中さんが来て、とりあえずその場は収まった。

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