月島の双子の姉は…

入部届 ページ16

全「「「「あざシタァァ！！！！」」」」


試合が終わり、サポーターを外していると、日向と影山が来た。




貴「…なに」


日「あ…握手しに来た！試合の後って握手するだろ」




なんだ…そういうこと


貴「ん」


右手を差し出すと、ポカンとしてしまった。

…なんで？


貴「ちょっと…」


日「…ありがとぉぉぉぉぉ！！」




ぶんぶんと右手を振るからめっちゃ痛い。


貴「あんまり振らないでくれる」


日「すっすみませええん！」


本当…

貴「馬鹿力だよね、君たち」

影「どういうことだ」


貴「なんか勘違いしてるの？バレーの話だケド」


影「ゔッ…」


貴「日向はその身長なのにあんなに飛んでさ…影山はあのサーブ…並の力じゃないよ。一番凄いのはトスだけど。あのバケモノ速攻さ、影山が日向の飛んだところにボールを持ってってんじゃないの？」


日「凄いのは影山だけだ！って言いたいのか！！」


貴「いや…二人揃ってこその速攻だと思う。普通に凄いよ」


目輝かせてさ…









貴「単純すぎデショ君たちw」


日・影「うるせぇー！！！！」



月「お前らの方がうるさいから」

蛍と忠か…


山「Aちゃん！アレ出さないの？」

貴「アレ？」

山「もー！入部届だよ！」




貴「あー…」

山「忘れたの⁉」
貴「持ってきてた…」
山「えー…ッて持ってんのかい！」

出さなきゃ…


澤村さんは…エース人と話してた。

澤「そんなんだから女子にもなめられるんだ！」

東「だってぇ…月バリに載るような人だよ？４メートル飛ぶんだよ？」

澤「いつかエースの座、取られるぞ」

東「えぇ〜」




貴「主将」

澤「おぉ、A。どうした？」

東「ひっ…」


聞こえるんだけど…

貴「入部届けを出しに…これからよろしくお願いします」


澤「おう！旭、エース取られるぞ！」


東「ひどいなぁ、なんで元気なの…」

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