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赤点回避 ページ7

影山side__



「42点…ギリギリセーフだね!」


『これで、合宿に行ける…!』



やったじゃん、と笑う七海。


七海に勉強を教えてもらったおかげで、赤点を回避することができた。


つまり、合宿に行くことができるのだ。


どうやら日向も赤点を回避したらしい。



「2人とも赤点回避できたし、2人揃っていけるんだね〜!!」


「『一緒に行きたいわけじゃねえよ!!』」



日向も同じことを思っていたらしく、睨み合う。




「おいお前ら、ちゃんとありがとうは言ったのか?」



澤村さんが言う。


そういえば、しっかり礼を言っていなかった。



「あ…」


「ありがとう七海さん!!本当に助かった!!」



俺が言いかけたところで、日向が遮って先に言う。




「おい日向!今俺が言いかけてただろ!!」


「知らないですぅ〜そんなの聞こえないですぅ〜」



思わず手が出そうになったが、澤村さんが鬼のような形相で見ていた。




「…ありがとう、七海。」



しっかり目を見て言うのがいいと聞いたので、七海の目を見つめて言った。


そう言うと、七海は少し表情を変えて笑う。



「どういたしまして!」



「!」




サイドテールを揺らして笑う彼女は、可愛かった。



「可愛かった…?」



「か、影山…?どうしたんだよお前…?」




日向が恐ろしいものを見たとも言わんばかりにたじろぐ。


腹が立ったので一発殴った。




「顔赤いけど大丈夫か?熱でもあるのか?」



耳まで赤い七海の顔を伺う。



「大丈夫だから!!いいから!!!」




怒られてしまった。


女子は難しい。


どうするのが正解なのか、菅原さんの顔を見たが苦笑いされた。




「七海さんの心配するのもいいけど俺の心配しろよな!?たんこぶできるって…!!」



「ギャーギャーうるせえんだよボゲが!!」



「なんだと!?!?」



「騒ぐな!」




澤村さんにまた怒られた。


日向が恨めしそうな目で見てくる。


大人の対応をして、明日の合宿へと気持ちを切り替えた。

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ペンギンとバタートースト。(プロフ) - みゆこさん» わっ!?小説まで読んでくれたんだ…!!まだまだ書き途中だし、書き直しもしていくよ!!ありがとう!! (2022年9月6日 7時) (レス) id: 7507a04f20 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - 切ない話でいいですね!!私も恋したことがあります!! (2022年9月6日 7時) (レス) @page15 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンとバタートースト。(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます!!嬉しいです…///更新頑張ります! (2022年5月29日 7時) (レス) id: 2b3f4b47c6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々 - 今日初めて読みましたがめっちゃいいです!引き続き更新待ってます!(●︎´▽︎`●︎) (2022年5月29日 2時) (レス) id: 3213a9fbe8 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンとバタートースト。 - 読み専さん» ありがとうございます!!超亀更新ですが、頑張って更新したいと思います!! (2022年1月5日 13時) (レス) id: 2b3f4b47c6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ペンギンとバタートースト。 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syouyou-hinata/  
作成日時:2021年11月21日 20時

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