自主練のお手伝い ページ4
Aside＿＿
「なあ七海！自主練付き合ってくれない…？」
「俺からも頼む。」
そう変人コンビに言われてから、かれこれ30分ほどボール出しをしている。
さっきまでずっと練習をしていたとは思えない動きの速さ。
一球一球を全力で向かう姿勢、やる気。
切れない集中力。
こいつらやっぱり人間じゃないんじゃないか…？って、毎回驚く。
流石にバレーの専門じゃない高一女子には厳しい。疲れてきた。
『ちょっと、一回タイム！』
「え、なんで？俺らまだまだ動けるよ？」
『私は君たちとは違うんだって。体力無限じゃない。疲れた。』
「す、すまん…」
…なんで私が悪いみたいになってるんだよ。
申し訳ないじゃんか。
日向なんかオヤツ取られた犬みたいだよ。
影山は…世界の終わりか？
そんなにバレーが好きなんだね、君たち。
『…ふ、ふふふ…』
「な、なんだよ！？」
『いや…そんなにバレーが好きなんだなって思って…！』
「そんなの…」
日向は言った。
「当たり前じゃんか！」
満面の笑みで言う彼は、なんだか眩しく見えた。
影山が彼の相棒として隣にいるのも、なんとなくわかった気がする。
「お前も打つか？スパイク。トス上げてやるよ。」
『え、私が？』
「俺も打ちたいー！トスあげろよー！このケチー！」
「うるせえ、一回黙ってろボゲが。」
『…ちょっと影山さん、ガチで言ってます？』
七海A。15歳。クォーター。
中学時代はサッカー部。
現在は男子バレー部のマネージャーを務めている。
…バレーボールできる要素ここになくないですか？
「大丈夫だ、俺がボールを持っていく。」
なんだよその自信。どこから湧いてくるんだよ。
でも、中学の時とは全然違う自信。
今は、このバレー部の仲間がいるから、変わったんだよね。
…なんか感動。
『バレーは体育でやったくらいだし…男子のネットで打てる自信ないんだけど…』
「あー。確かに。」
「…っと、おい、影山！日向！七海！」
そう言って私たちを呼んだのは、菅原さん。
『なんですか？』
「俺、ネット下げてやるべ〜。影山、片方頼めるか？」
「うっす。」
『わざわざありがとうございます！』
「いいんだって。…よし、できたぞ！」
「おい、準備いいか？」
『お、おお…』
体育を思い出せ…！
えーっと、確か…
タンタンタタンのリズムで、トスに合わせて…跳ぶ！
『とりゃあ！』
そのボールは、手に当たって相手コートに落ちた。
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ペンギンとバタートースト。(プロフ) - みゆこさん» わっ！？小説まで読んでくれたんだ…！！まだまだ書き途中だし、書き直しもしていくよ！！ありがとう！！ (2022年9月6日 7時) (
レス) id: 7507a04f20 (このIDを非表示/違反報告)
みゆこ - 切ない話でいいですね！！私も恋したことがあります！! (2022年9月6日 7時) (レス) @page15 id: 88bc64309a (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンとバタートースト。(プロフ) - 菜々さん» ありがとうございます！！嬉しいです…///更新頑張ります！ (2022年5月29日 7時) (レス) id: 2b3f4b47c6 (このIDを非表示/違反報告)
菜々 - 今日初めて読みましたがめっちゃいいです！引き続き更新待ってます！(●︎´▽︎`●︎) (2022年5月29日 2時) (レス) id: 3213a9fbe8 (このIDを非表示/違反報告)
ペンギンとバタートースト。 - 読み専さん» ありがとうございます！！超亀更新ですが、頑張って更新したいと思います！！ (2022年1月5日 13時) (レス) id: 2b3f4b47c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペンギンとバタートースト。 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/syouyou-hinata/
作成日時：2021年11月21日 20時
