9粒 ページ10
アヤト達がユイちゃんの所へ行ってからシュウとスバルの様子が少しおかしい
そう思い始めたキッカケはスバルの行動。
何故か普段は座らない私の横に座り、ちょっとだけだけど寄りかかっている。
貴「シュウ、スバル。貴方達はアヤトがユイちゃんの事をその……ち、ちちなしって言ってるの知ってたの？」
少しストレート過ぎたかしら…
ス「えっと…何ていうかさっきのは言葉のあやっていうか……」
シ「知ってた」
ス「おいっ！」
言葉を濁すスバルとは裏腹にシュウはあっさりと認めた。
アセアセと姉の顔色を伺いながらシュウを見るスバル。
貴「っ！！じゃあ何故その時私に言わなかったの！？」
シ「姉さんに言うほどの事じゃないだろ、そんなに怒らないでくれ。スバルが泣くだろ？」
ス「誰が泣くk」シ「なぁ？スバル？」
いきなり話を振られたからか、為(な)すすべもなくただ戸惑ってるな……面白い
ス「ぅっ……」
貴「スバル？」
ス「………」
シ「ん？スバル？」(ニヤニヤ
ス「泣かねぇよ！！！」(あっぶねぇ、危うくシュウの罠にハマリかけた)
シ「ちっ。そこは泣いとくだろ普通」
ス「てめぇの普通を俺に適応すんな！」
ったく、今日はやたらとニヤニヤしながら突っかかってきやがる。
シ「スバル、お前またやらかしやがって」
ス「は？何がだよ」
シ「さっき姉さんに俺の事をてめぇって言ったから怒られたんだろ。学習能力衰えてんのか？」
ムカつく、滅茶苦茶ムカつく。
何が「学習能力衰えてんのか？」だ！
シ「はぁ、俺が姉さんの耳塞いでてよかったな」
いつの間に塞いだんだ？って思って見ると確かに姉さんが頭にハテナを浮かべながらシュウの手によって耳が塞がれていた。
ス「ちっ」
シ「何だ、怒られたかったのか？」
ス「そんな訳ねぇだろ、ただ俺はまたてめぇに借りを作っちまった気がしただけだ」
シ「はっ、借りなんてお前。返した事なんかねぇだろ」
それを言われると返す言葉がない。
流石に兄であるだけあって口がよくまわる。
スバルが何も言わなくなるとそっとシュウが姉の耳から手を離した。
シ「まぁ、話はこんくらいでいいだろ…姉さん、もうあの紅茶は入れなかったんじゃないのか？匂いがプンプンする」
ス「は？何のことだ、何も匂わねぇぞ？」
何も、とは少し語弊(ごへい)があったかもしれない。
詳しくいうと懐かしい香り。
昔、何回か出会ったことのある香りだとスバルは思った。
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ゆりか(プロフ) - とても続きが気になります！！更新待ってます！！^ ^ (2020年7月7日 1時) (
レス) id: ce3588ab80 (このIDを非表示/違反報告)
SM - ライトくんLOVE×無限 更新頑張ってください (2020年4月4日 20時) (レス) id: b6be28c7e2 (このIDを非表示/違反報告)
いなほ* - いつの間にか更新されついる…！！この作品好きです！これからも頑張ってください！ 応援してます！！ (2018年3月28日 14時) (レス) id: b24eaa9697 (このIDを非表示/違反報告)
アユムー - 本当に、この話好きです！１日で読んじゃいました！(笑)更新頑張ってください！ (2018年2月11日 7時) (レス) id: 1aa9ff3736 (このIDを非表示/違反報告)
白薔薇@スバルlove - なんて素敵な話しなんだ…もろタイプ(真顔)話しの続きがとても気になっていたのでコメントさせてもらいました！無神兄弟と夢主の絡みが見たい(´. .` )更新頑張ってください！ずっと待ってます♪ (2017年1月10日 23時) (レス) id: a75230426b (このIDを非表示/違反報告)
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