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私が推薦で文化祭実行委員会の役員になって数日経った金曜日
役員に選ばれた人たちが放課後に呼び出された
私のクラスは早めに終わったので、マンちゃんと先に集合場所に行き、雑談していた
そこに来たのは、トントンと大先生、シッマ
続いてエミさん、ロボロ
またみんなで雑談していると、来たのはグルッペン
私は思わず下唇を噛んだ
それに逸早く気付いたのは、グルッペンとの関係を知っている3人
「A...」
「Aちゃん...」
「先輩...」
「ふふ、心配しないで？...大丈夫だから...」
そうは言ったものの、体の震えが止まらない
更には座っているはずなのに、目が眩んで開いてられない
そんな私の異変に3人以外も気付き始める
「ごめん、マンちゃん
少し、伏せててもいい？」
「ええよ、楽になるまでそうしてても」
そう言って机に伏せる
彼の事を見るだけでこんなになってしまうとは、大分私は弱くなった
情けない
そう考えるだけで、目頭が熱くなってくる
「ねぇ、3人とも....」
『？』
私の隣、斜め前、前の席に座ってる3人に問いかけようとする
だけど...
「ごめんね、なんでもない...」
聞けなかった、勇気がなかった
勇気が、出なかった
私が、弱すぎた
暫くして、全員が揃うと、生徒会以外の役員での役割決めが始まった
まずは委員長だった
委員長は投票だったのだが、2年も1年もなぜか少し話したことのある仲で、殆どの票が私に入ってしまった
で、結局委員長は私に
委員長になったので、その後の役割決めは私が仕切る事になった
なので必然的に前に立つ
彼が視界に入って少し目の前が歪んだ気がしたが、3人が微笑んでいたのが見えて、なんとか回復した
役割も全て決まった
本気でもう倒れそうになった時は修正を指摘しにきた大先生がバレないように支えてくれた
帰る時、資料を整理していると、そこに来たのは
「やぁ、星宮Aさん」
私は手を止めた、今は誰もいない
私と彼の2人
勇気を、出さなきゃ
「こんにちは、グルッペンさん」
顔を上げて微笑んで言う
すると、彼は私の隣の席に座った
「随分と生徒会のメンバーと仲が良いそうだな」
「ええ、仲良くさせてもらっています」
そう返すと、隣で資料をめくる音が止んだ
「確か、夏祭りで鬱と一緒にいたのは君だったかな？」
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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
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