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ある日、大先生が言った
「明日、夏祭りあるみたいやな」
と
なので
「みんなで行くか！」
と、シッマが騒ぎ
いつも静かなエミさんもノリノリ
ロボロもはしゃぎ出した
どうしようもできず、結局今日
「夏祭りー！」
の会場に来ています
因みに、エミさんはあった時にあだ名で呼ぶことになった
私とエミさん以外は子供みたいにはしゃぎ出す
大先生はナンパ
シッマとロボロは屋台をもの凄いスピードで回っている
元気一杯だなぁ....
と思いながら私も買った綿飴を食べていた
挑戦してみたけど、やっぱ甘くて少し苦手
みんなバラバラになってしまっているので、エミさんと歩いていたのだがその彼もシッマとロボロに呼ばれていなくなってしまった
適当に社へ向かう階段の横の石垣に寄り掛かる
何分くらい此処に居たか分からないが、大先生の声が聞こえた
「お姉さん美人やな〜
あ、連絡先交換しません？」
絶賛ナンパ中ですね
大先生を見ると、横には少し困った様な表情の女性
仕方ない
私は大先生の後ろから頭を叩き、言った
「こいつがすみません、大丈夫でしたか？」
「あ、ありがとうございます、困っていたので助かりました
何もされてないのでご心配なく、本当にありがとうございました」
そう言った女性は走っていった
それを見送ってから大先生を見た
本当に何やってんだか
と言うと
「え？わざとやけど？
やって、先輩見えたからこうすれば来るかなって」
と言われた
だからって、知らない人を巻き込むな
取り敢えず大先生と合流したので、歩いていると後ろから声が掛かった
「おお、なんだ鬱、また新しい彼女か？」
私は思わず固まってしまった
懐かしすぎるその声は紛れもないもの
目の前が少し歪んでいくような、そんな感覚が私を襲った
私の異変に気付いたのか、大先生は顔を覗いてきた
「...グルちゃん、今日はお暇するわ
走って」
最後は小声で言われた
そして、腕を引っ張られた
私は引っ張られた衝撃でそのまま走った
ナンパとか、そういうのはあるけど、大先生は頼りになる事の方が多いと思う
そのまま走る事数分
会場から少し離れた所まで来た
「...先輩」
「...心配しないで」
そう言ったのだが、大先生はみんなを集めた
皆は何を察したのか知らないが、全員で私を家まで送ってくれた
そこまでしなくても...と言ったのだけれど
そして、皆が帰って大先生が帰ろうとした時、腕を掴んだ
「...待って、話がある」
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白玉色の赤えのぐ - 34、『じゃあ』じゃなくて『じゅあ』になってます。あと2こ目。更新頑張って下さい (2020年10月8日 7時) (
レス) id: 199b62a433 (このIDを非表示/違反報告)
猫( ≧∀≦) - 初コメ失礼します。内容、面白かったです！更新頑張ってください！(о´∀`о) (2020年9月30日 15時) (レス) id: f22a91ac1d (このIDを非表示/違反報告)
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