◆１７． ページ17
時は戻って、俺達がロボロに呼ばれ、生徒会室に来た時の話
グルちゃんとかトントンからの報告みたいのが終わった後、俺はシッマと一緒に帰ろうとしていた
まだ椅子に座っていて、スマホを弄っていた
「...そういやさぁ、大先生とAは幼馴染やろ？
ちっさい頃の写真とかないん？」
突然シッマが言ったので他の奴に聞かれてないか不安で周りを見たけど誰も気づいてなかったので、少し小さめの声で答えた
「まぁ、あるっちゃあるで」
正直言って見せたくないねんな
頬にキスしてる写真もあるし
「見せてや」
マジすか....
いや、でもなぁ
あんま見せたないけど、仕方ないか
ゲームを閉じて写真を開いてシッマにスマホを渡す
「なんや、2人してあんま変わってへんのな」
「ま、そうやな結構同じやで」
小さい頃から変わってないから暫く会って無くても分かるって感じはあるな
「あれ？兄さんとこれ誰ですか？」
シッマが写真を見てるのを見てると後ろから声がした
マジか、絶対此奴広める奴やで
「おお、大先生の隣は＿」
「ちょっっぉぉおっと！！」
俺の代わりにAの事を話そうとしたシッマの口を両手で抑える
「...にしても可愛い子ですね！」
チーノはにっこにこの笑顔言い、俺のスマホをシッマの手から取った
しかもよく見たらチーノの隣にはショッピ君もおる
『............』
スマホを取られて、チーノがスクロールした所で沈黙が起きる
多分あれやな、頬にやった奴見たな
シッマが見てた順番で行くと次スクロールしたら頬にキスしてる奴なのわかっとったからな
「....あれ？これAちゃん？」
沈黙を破ったのは俺ら4人ではなく、チーノとショッピ君の後ろに居るげどちゃん
げどちゃん、何時の間に....
「え、Aって誰ですか兄さん」
「そうっすよ、ひとらん先輩は知ってるみたいですし
それにコネシマ先輩も知ってるのが気に食わないんで教えて下さい」
ショッピ君は後半が本音だよね！？
あんま知られたないねんけどな
仕方あらへんかぁ
「んー、まぁ、あれやな
幼馴染や
一ノ瀬Aって言うんやで」
一応名前も言っておいて、2人の方を見ると、後ろのげどちゃんがめっちゃ怖い顔をしていた
え？俺なんかした？？
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