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中｢あれぇ〜2人ともいなかった｣
呼びに行った裕翔さんが首を傾げながら戻ってきた。
｢どこか出掛けたんですかね｣
伊｢ないない。あの2人基本引きこもりだから。せいぜいコンビニでも行ってんじゃない？｣
どこ行ったんだろうね〜って3人で他愛もない話をして。
正直、この2人は良い人達なんだけど
会って間もなくてまだ少し他の人より気まずい。
裕翔さんはまだしも伊野尾さんは特に…
早く帰ってこないかな。
あ、ていうか私もコンビニ行ってこようかな
そう思って席を立とうとした時、丁度玄関から音がした。
知｢あれ。みんな起きてるじゃん｣
山｢Aちゃんやっほー｣
伊野尾さんの言う通りコンビニに行ってたみたいで
2人はレジ袋を提げて帰ってきた。
中｢何買いに行ってたの？｣
山｢煙草。まあ俺はちぃのお守りだけど｣
知｢……Aこれ。｣
私？と差し出された袋を見ると
……！
茶色い紙袋に入った生理用品と、コンビニで買える下着。
侑李の顔を見ると恥ずかしそうにそっぽを向いている。
そりゃ男の侑李が買うのは相当勇気がいったはずだ。
まさかそこまでしてくれるなんて。。
｢…何から何まで、色々ごめんね｣
知｢そこはありがとうでいいの｣
伊｢知念がそこまでするなんて珍し〜｣
知｢…Aは特別だから｣
"特別"
その言葉に思わずドキッとしてしまう。
いやいや、自惚れちゃいかん。
山｢体調大丈夫？ついでにシャワーも浴びておいで｣
｢2人とも本当にありがとう。お借りするね｣
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作者名：悠 | 作成日時：2023年9月16日 5時
