2.5次元 (ページ31)

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その後も雑談は続いて、すぐ帰るつもりが気づけば
もう陽も落ちかけていた。

｢そろそろ本当に帰りますね｣

知｢…送って行きたいんだけどごめん、ちょっと仕事しなきゃ｣

｢いや大丈夫だよ、むしろ忙しいのにありがとね｣

光｢あ、俺店行くから送ってくよ｣

ありがとね〜またおいで〜と玄関まで見送ってくれたみんなに
お邪魔しました、と挨拶をしてひかと一緒に家を出る。

たわいもない話をしていたらお店に着くのはあっという間で

光｢いいよ駅まで送る｣

｢ううん、大丈夫だよ。道分かるし。昨日今日本当にありがとう｣

光｢そう？…じゃあ、気をつけて｣

｢お仕事頑張ってね｣

またね、と解散して駅へ向かう。

少し歩いて振り返ると遠くで満面の笑みで手をぶんぶん振るひかの姿

かわいいなあと笑いながら軽く手を振って、
ワイヤレスイヤホンをつけ音楽を流す。

そういえば全然携帯見てなかった、メッセージ溜まってるなあ

そう携帯をいじりながら歩いてると
(※歩きスマホはいけません)

しばらくして、前方からこちらに向かって人影が。

『オネーサン1人？可愛いね』

…うわ、こんなところでナンパかよ

顔も上げずサッと避け無視して歩く。

『あっ待ってよ〜ちょっとお茶しない？』