2.5次元 (ページ18)

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むくみやば。化粧ボロボロ。

イケメンの前にこんな顔面晒してしまったのかと
入るなり鏡を見て絶望した。

恥ずかしさでどうにかなりながらも一度化粧を落とし、

お直し用で持っていた化粧品で最低限出来るメイクをして
(さすがにすっぴんは無理)

洗面所を出ると、どうやら皆リビングに集まってるみたいで

とりあえず声のする方へ向かう。

山｢あ、おかえり〜｣

｢洗面所、お借りしました…化粧落としも。ありがとうございました｣

(広っ)と思いながら恐る恐るリビングへ入ると

ソファに座ってた侑李がおいでって隣をポンポン叩く。

侑李全然顔むくんでないじゃん。うらやまし

素直に隣に座るなり、

｢ねぇ侑李、昨日って……｣

小声で聞くと

知｢Aの酔っ払った姿可愛かったよ｣

いや、酔っ払ったのはわかるのよ。じゃなくて。

｢今これどういう状況？｣

知｢一緒に寝たかったから連れてきた｣

とサラッと言う。

なんてこと言うのこの子

先程の事を思い出して

｢寝たってもしかして…｣

知｢やめてよ。ベロベロの人襲うほど腐ってないよ｣

｢あ…だよね、ごめん｣

襲いはしないけど連れては帰るんだ。

どっちにしろ自分の家帰れてたかわかんないから
ある意味助けてもらったけど……

その様子を笑いながら見てた脚長イケメンが
俺が説明するね、と入ってきた。

薮｢まず、俺は薮宏太。で、ここはみんなでシェアハウスしてるの。こいつらは左から山田、有岡、高木｣

山｢俺と雄也は一昨日会ってるよね。あ、昨日飲んでたひかもいるよ、まだ寝てるけど。ちなみに今いないけどあともう2人いる｣

アイツもそろそろ起こさなきゃな〜、あ、雄也ってこの高木さんねなんて言いながらセクシーさんを指さして。

どうも、と挨拶をすると

有｢昨日は3人ともすごかったんだから｣

薮｢もーほんとに｣

山｢ねー｣

高｢俺も起きればよかったな｣

と顔合わせて笑った。